後継者

後継者の生き方 ~変化のない人生か?変化を楽しむか?

事業承継の中では、将来に対する不安とか、このままでいいんだろうか?という思いを強く持たれる方は多いと思います。
そういう方は、ベクトルとしては「会社を安定させたい」「問題が発生しないようにしたい」と考えがちです。
私もそうでした。

けどそうすると、会社的にはチャレンジが出来なかったりします。
だから、前進も出来ないんですね。
何かを起こすと、何かが返ってきます。
これをどう考えるか?という事を気づかせてくれるワークをしてきたので共有したいと思います。


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親の会社を継ぐ技術

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これまでの人生の中で、喜怒哀楽とともに記憶に刻まれてるエピソードってたくさんあると思います。
たとえば、4歳のとき、初めて補助輪なしの自転車に乗れるようになった、という事を思い出す人がいるかもしれません。
5歳のときに、逆上がりができるようになったという事を思い出す人がいるかもしれません。

25歳で、仕事でちょっとした賞をとったという事を思い出す人もいるし、28歳で結婚したということを思い出す人もいるかもしれません。

実はこのように記憶に残るものというのは、当時の感情とセットで記憶されてると思います。
そして、当時感情が動いたという事は、それは自分にとって難しかったこと、自分にとって価値があることを成し遂げたものである可能性が高いのです。

自転車に、何の苦労もなく乗れたなら、おそらくその時の記憶なんてきれいさっぱり忘れていると思います。
そうでなく、記憶に残っているという事は、自分の取って価値ある目標を描き、そこに向かって努力した結果成し遂げた事ではないでしょうか。

それはそれとして、じゃあ、どうしても埋まらない年齢があるわけです。
たとえば、23歳から24歳には思い出すほどのことも無かった、となるとその年って、特別なチャレンジがなかった可能性が高いと思います。
まあそれも悪いわけではありません。

ただふりかえってみたときに、渦中では大変だったことも、振り返ってみるとなんだか充実してたな、と思うことがたくさんあります。
後継者としての事業承継も、日々辛いこと、しんどいことの連続です。
けどそんな中もがいて、もがいて、結果何かが想像できたとすれば、それはとても充実した時間だな、と未来から振り返ると思うわけです。
今まさに、後継者の皆様は、数年後ふりかえった時に、白紙の1年を過ごすのか、何かしらの印象に残る出来事を経験するのか、考えてみるのも一考かもしれません。

たぶん、何十年もたった時、「ああ、いろいろやってよかったな」と思えるようになるのではないかと思います。
で、何が言いたいかというと、せっかくだから色んなチャレンジしましょうよ、という提案です。
会社は、安定させようと思うと、だいたい不安定になります。

だったら割り切って、変化を生み出す方向で動いてみてはいかがでしょうか。
会社経営において安定というのは幻想です。
ならば、楽しめる方向で動かしてみてはいかがでしょうか。


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