家業がイヤなのか?親のように働くのがイヤなのか?

後継者が家業を継ぐのが嫌だ、という理由の一つに「常に仕事のことを考えていなければならない」というのがあるのではないでしょうか。
朝から晩まで、土日関係なく働く親の姿を見ていたから、自分はそんなのは嫌だ、と感じているのではないでしょうか?

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最近、休みの日の公園を見ると、お父さんと子どもが遊ぶ姿をよく目にします。
私の子どもが小さい時代は、珍しい事だったので不思議な光景です。

そもそも私が子どものころ、父親が会社を休んで運動会を見に来る、というのはあまり普通のことではありませんでした。
そして私に子どもができたころ、それがだんだんと当たり前になってきました。
今は父親が休みの時は、子どもの相手は父親がする、というのが当たり前になってきたようです。

今までは特に父親にとっては、仕事が中心の生活であったものが、だんだんと仕事以外の生活や家族とのかかわりを大事にしたい、という価値観の変化の表れかもしれません。
その変化は、実は自分の親との関係性に問題を感じていたことの裏返しかもしれない、と感じることがあります。
私たちの親世代は、仕事が忙しく、自分がかまってもらえなかった。
だから、自分の子供とは、ちゃんとかかわろう、という思いの表れじゃないかと感じることがあります。

 

そこで、自分たちの親を見てみると、60歳を過ぎても、70歳を過ぎても仕事オンリー。
朝から晩まで働き、ゆっくり休もうとはせず、休日でさえも仕事のことが頭にある。
自分はあんな生活はとてもじゃないけどできない。
もしかしたら、自営業の親を持つ子どもが、親の跡を継ぎたくない理由はそんなところにあるのかもしれません。
場合によっては、「仕事だけに人生を捧げる親」を「家庭を顧みない親」として蔑んでいる場合もあるのでしょう。
自分はあんな人生を送りたくない。
だから家業なんて継ぎたくない、となるのではないかと思います。

そんな後継者にとって、親の姿は疲れていて、義務感に追い立てられて仕事をしているように映っている可能性は高いと思います。
あるいは親は、あたかも「しんどいけど、お前たちを育てるために頑張ってる」とちょっとばかり恩着せがましいことを言っているかもしれません。

 

しかし、私の知る限り、そんな親世代の人たちは、なんだかんだ言いながら自分のために働いています。
本人は気づいていないかもしれませんが、仕事をしていることでホッとしている一面があります。
そうすることで、人として自分の存在価値を確認してるんです。

これを同じやり方で、同じように継ぐとなると大変です。
たとえば、プロスポーツ選手は、毎日あたりまえのようにトレーニングします。
それを素人にやれ、というものです。

たぶん、家業を継ぐのが嫌なのではなくて、
親と同じような働き方をするのが嫌
なのではないかと思います。

経営者もいろんな働き方があります。
私が見た中でも、「毎日会社に来るものの、いつも1時間しかいない経営者」や、「一年の半分は海外にいる日本企業の経営者」なんて言う人もいます。
どちらも会社の業績は好調です。
もちろん、そういった状況を好む人もいれば、好まない人もいます。
そして、そういった状況を作る過程では、色々と苦労もあったと思います。
働き方はこれからますます多様化してきますから、必ずしも親と同じように働く必要などありません。

あるひとが、事業承継は「争いのない乗っ取りだ」などと言っていましたが、なるほど上手く表現しているな、と思いました。
上手くそこにあるものを使って、自分のやりたいことをやれるよう作戦を練ってみる、というのは一つの手かもしれません。

 

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画像提供元 Free-PhotosによるPixabayからの画像

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