「やる気が起きない」
しっかりしなければ、と思うのだけど、
頑張らないと、と思えば思うほど
仕事に向かうのがしんどくなってくる。
だんだんと会社に行くのが億劫になる。
こんなことではいけない、と思うのに体が動かない。
そんな状態を経験した後継者、少なからずいるんじゃないでしょうか。
その時に何が起こっているのか。
そしてその先にどう進めばいいのかを私の経験からお話ししたいと思います。
本が出版されました!
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
——————————————
■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック
やる気が起きず、会社に行きたくなるには、だいたいこんな原因が考えられます。
①自分に適した仕事がない
②仕事を「やった」、会社に「役立つことをした」という充実感がない
③自分の居場所がない
今から30年ほど前でしょうか。
「窓際族」という言葉が流行ったことがありました。
これは、会社の中で会社を辞めさせたい人から仕事を取り上げ、
他の仲間と物理的に隔離して一人にし、
尊厳を奪い、孤独を感じさせることで自ら辞表を提出するよう仕向けたことをいうものと記憶しています。
そういう人たちは、話す相手もなく、やることもなく、ただ窓の外を眺める一日を過ごすことから、窓際族という名前がついたというイメージを持っています。
後継者が会社に極端に行きたくないと言った思いを抱いたりする背景には、
尊厳が奪われ、やるべき仕事が手元にない状態なのかもしれません。
たとえば、営業という仕事だと、お客様とのコミュニケーションがあってはじめて仕事をしたような実感を得られるものです。
なのに、飛び込み営業で、まともに会話もできない状況が続くと、会社の中に自分がいる意味が見えなくなります。
そうすると、給料をもらうことに罪悪感を感じてしまいます。
企画のような仕事をしていても、それなりに成果物があって初めて仕事である、という認識を持っていると、
抵抗勢力と闘いながら、なかなか前に勧めない状態だったりすると、けっこう心理的にきつい状態かもしれません。
多少肉体的にはきつくても、やるべきことのリストが目の前にある方が、ホッとするものです。
何もない時間を毎日過ごすよりは。
後継者という立場は、ある程度年次が過ぎてくると若干自由度が高まってくるかもしれません。
そういったときにできた隙間、空白時間をどう使うかが割と大事だと思っています。
私はその時間に、もし可能なら、自分の会社がこれから10年、20年、30年、ともにする商品やビジネスモデルを模索する時間に当ててはいかがかと提案したいと思います。
今の会社がピカピカの売れ筋商品を扱っていて、利益率もまだまだ高いなら話は別です。
しかし恐らく、親の代でその商品を扱い始めて、現在に至ってはライバルも増え、利益率はずいぶんと落ちているのではないでしょうか?
もしそうだとすると、その商品を、今のビジネスモデルで、今の顧客に提供する、という流れはそろそろ限界を迎える可能性が高いと思います。
であれば、何かを変えていかなければならないことが多いと思います。
私は後継者の役割は、たった一つ。
これから数十年を共に歩む商品やサービス、ビジネスモデルと出会う、あるいは開発することだと思っています。
そのための行動を組み込んでみてほしいと思います。
それはけっこう時間がかかることかもしれませんが、中長期的に見て会社にとって大きなメリットになるはずです。
具体的には、
①今までとは違う情報を取れる(書籍やセミナーなど)
②今までとは違う人と付き合う(異業種交流など)
③今までとは違う事を経験してみる
④①~③でできた情報源や人脈や経験を時々シャッフルする(さらに違う場所に出かける)
といったことを心掛けるといいと思います。
え?指示されたこと以外で、会社をあけると叱られそう?
そこは、少しずつ冒険してみましょう。
親の顔色をうかがいながら・・・
ところで、異業種交流と言えば、こんな場所を用意しています。
後継者ONLINE倶楽部
よろしければ、詳細、ご確認ください。
本が出版されました!
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
——————————————
■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック