後継者が「できない」と思っていることほどやってみると効果が高い

「そんなことできるわけがない!」
そう思うことってありますね。
物理的にできないもののことを言っているわけではありません。
気持ち的にできないことを言っています。
これって、思った以上に大事なことのことが多いものです。

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ある本を読んでいた時、頭に浮かんだ言葉。
「これはうちの会社ではまだまだできないな・・・」
ほとんど反射的にそんな考えが浮かんだことに気づいたとき、ハッとしました。
そういうことほどやったほうがいい、と。

その本の中身は社内のアセスメントに関してでした。
アセスメントというとわかりにくい方は、「評価」と言えばピンときやすいかもしれません。
もう少し具体的に話しますと、この本は社内の文化というか、雰囲気をよくしよう、という内容の本です。
そこに至るには、まずは自分の会社の現状を知らなければならない。

その現状を知るために、社員に匿名のアンケートをやってみましょう、という提案をしています。
そのアンケートは、会社の中で、物おじせず、自分の意見が言える風土があるか?とか、
上司との信頼関係はできてるか?みたいな内容です。

 

詳しいアンケートの内容は見ていませんが、この時点で
「あー、うちはダメだ。これはできない」
と思って本を投げ出しそうになってしまいました。

 

しかし、物理的にできないわけなどありません。
本には、専門家が作った質問項目、採点方法、すべて掲載されています。
だからコピーして配って、「書いてこのポストに入れておいて」と言えばできるのです。
難しいことなど何一つありません。

じゃあ、なぜ「できない」と感じたのでしょう。

 

自分なりに分析すると、
・今の状態でこの調査をしても、良くない結果が出る可能性がある
・良くない結果が出るとショックを受ける・ツライ
・だからできない
という風に考えが及んでいるように見えました。

こうやって書きだしてみるとバカバカしい話なのですが、こういうバカバカしい思考から抜け出せない人は私だけではないはずです。

 

後継者に限ったことではありませんが、自分が預かる組織、それなりに深くかかわる組織の評価があまり芳しくないのはショックでしょう。
そして、心としては痛みを伴います。
「自分はこんなに頑張ってるのに・・・」
という思いもあるかもしれません。

しかし、アセスメントの目的は、あくまで「現状を知る」ことです。
この結果に良いとか悪いとか、誰の責任とかそうでないとか、そういう感情をさしはさむ必要はありません。
もっと淡々と、上手くいっていない理由を突き止め、改善策を考える材料でしかありません。
だから、問題点が出たほうが、その後のことが考えやすいはずなんです。

 

けど、やるのは勇気がいる。
批判されたくない。
だから、もう少し自信を持てるようになってから、と先送りする。
これこそが、後継者の「完ぺき主義」ではないかと思います。
上手くいく可能性が高いもの以外は、やりたくない。
今になって私は自分のそういう部分に、またしても気づいたわけです。

 

だから、嫌だけどちょっと試してみるか、ってのは会社を前進させる以上に、後継者の心のクセを変える効果があります。
となると、やってみるしかありませんよね。
新しい試みをチャレンジでき・・・る?ない?
苦手な社員とのコミュニケーションにチャレンジでき・・・る?ない?
先代のいうことに異論をはさむことができ・・・る?ない?
なんでもいいので、できないと思っていたけど簡単にできることを探してやってみませんか?
やろうという思いが盛り上がらず先延ばしにしてきたものでもOK。

はい。
私もやってみます。
ぜひ、みなさんも、「物理的には可能だけど、心理的にできない」ことに一つでいいのでチャレンジしてみてください。

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