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先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか?

先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか? (川上昌直)

白状すると、表紙につられて買いました(笑)

ただ、内容はとても分かりやすい。
ビジネスモデルという言葉、
割といろんなところで使われます。

会話の中で使われるのを聞いていると、
「それのどこがビジネスモデルやねん!」
とツッコみたくなる話も結構あります。

 

ビジネスモデルって、非常に簡単に要約すると、
「儲ける仕組み」
だと個人的には思っています。

その中には、お客様の流れ(心理的な動き)を予測し、
そのお客さんの行動に則って、仕掛けが施されている。
お客さんは自然に財布を開き、いくつかのポイントでお金を払う。
結果として、業者は一定の利益を得る。
この一連の動きを設計したもの。
それがビジネスモデルなんだと思います。

少し前に、キングコングの西野亮廣さんが、
絵本を無料公開して炎上していました。
イラストレーターの仕事の価値が落ちる、と。
けど、これもビジネスモデルの一環なんですよね。

 

最近見ていて思うのは、主たる商品が儲けの柱でないことはけっこう多い。
たとえば、Amazonは本屋さんからスタートし、
今やネット通販の代名詞といえばAmazon。
けど儲けの多くは、レンタルサーバー業からもたらされるとききます。

Googleだって、Gmailや検索といった非常に使いやすいサービスからはお金を得ていない。
広告収入が主たる収入ですね。

さて、本書ではそういった儲けのしくみを8つに分類しています。
その8つの仕組みも、3種類の儲けスイッチのオンオフの組み合わせで解説しています。
それは、
誰から儲けるのか?
何で儲けるのか?
そして、どうやって儲けるのか?
という3種類。

それぞれの内容を解説し、その組み合わせでどのようなビジネスモデルができているのか。
これを非常にわかりやすく説明しています。
今の自分の事業を変化させるにあたって、自分達の商品・サービスは、
どのスイッチをオンにすれば新たなビジネスモデルとして生まれ変わるだろうか。
そんなことを考えながら読むと、とても参考になります。

内容は、美人の「先輩」と私の会話形式。
文章は読みやすく、1時間程度で読み切れてしまいます。
これからの会社の方向性を考えるなかで、
ヒントになる内容ではないでしょうか。

 

先輩、これからボクたちは、どうやって儲けていけばいいんですか? (川上昌直)

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