後継者が「もう会社に一日たりとも行きたくない」と思い始めたら即座にやるべき事

「あぁ、明日学校に行くの嫌だなぁ」
小学生時代そんなことを思った人は、けっこう多いと思います。
社会人になっても、そんな日もあるでしょう。
しかし、常に頭の中をそんな思いがよぎるようになったら、少し気を付けたほうがいいかもしれません。

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会社なんてなくなればいいのに……

どうなったら、会社に行かずに済むかを考え始める

私は親の会社を引き継いだ後継者です。
そんな私にも、割と危機的な時期がありました。
その時は、何をやってもうまくいかなかったときです。

新しいことを試してみようと思っても、そんなことより基本をやれと言われたり、
ちょっと人がやっていないことを試してみたいと思っても、どうせ失敗するに決まってると言われる。
だんだんと、そんなアイデアを口にするまえに、自分の頭の中で自己完結し始めます。
どうせそんなこと考えても、「言った通りやれ!」とか言われて嫌な思いするだけだろうなぁ。

そんな風に考え始めると、何かを考えることさえ億劫になる。
すると、会社での立場とか、ツラさとかは変わらない。
そんな時に、ふと頭をよぎるのはこんな思考じゃないかと思います。
「どうなったら、会社に行かずに済むだろうか?」

会社に行かずに済む理由

そこで考えます。
「体調崩したら、会社行かずに済むかもしれない」
とはいっても、こういう人って40度近い熱が出てもこう考えがちです。
「熱ぐらいで会社を休むなんて、言いづらいよな・・・」と。

じゃあ入院すればいいのかな?
と思ったりするわけです。
ケガでも病気でもいいから、1週間とか、1か月とか、まとまって休みたいなぁと思うわけです。

そんなファンタジーに浸っていると、ある時ふと考えるんです。
電車のホームに立った時、
「ああ、ここで一歩踏み出せば・・・・」
高いところに立っているとき、
「ああ、ここを一歩踏み外せば・・・」

この段階では、本人は「死にたい」とは思っていないと思います。
とにかく、人生の流れを変えるきっかけが欲しい。
そういうタイミングで、ちょっとまとまって一人で考える時間が欲しいのです。
だから「何かいい方法ないかなぁ」と思い常に頭の中にちらちらそんなよからぬアイデアがちらつくようになります。

「死」との距離感

そんな状態に体が慣れてくると、だんだんと「死」との距離感が近くなってきてしまいます。
「死」ということの恐怖よりもむしろ、「苦」との決別の欲求に意識が行くのです。
この「苦」が一時的でないものなので、1日休んでもダメ。
1週間休んでもあんまり意味がなくて、1か月くらい休めば何かが変わるかも、という期待はあるものの半ばあきらめに近いものもあるのではないかと思います。
永遠に、この「苦」と決別したい。
そういう思いがひろがると、「死を選択する」のではなく「苦との決別を選択する」という風に自分を納得させようとし始めます。
変な形で死との距離感が、狭まってしまうんですね。

私は一番きつい時で、この辺りに気持ちが行っていたことがあります。
たぶんこれを読んでおられる方はもっとひどい状態の方のほうが多い事でしょう。
不幸自慢をするつもりはありませんが、参考になるかもしれない話なので、もう少しお付き合いくださるとうれしいです。

「自分」を最優先で

悪魔のささやきは心の問題の入り口

先にお話ししたように、「ここで一歩ふみだせば」なんて言う悪魔のささやき的思考。
私も頭の中に聞こえることがありました。
ただ、自分ではそんなに気にしてなかったんです。
まあちょっとしたジョークだろ、的な一人ツッコみしてるわけです。

当然死にたいとか思っているわけではないですし、積極的に死ぬ気なんてさらさらありません。
だけど、精神科医にいわせると、これは典型的なメンタルヘルスの問題の出始めだと言います。

このように思い詰める人というのは、たいてい自分に対して厳しいことが多いと思います。
ちょっとやそっと痛みを感じても「これくらいでへこたれてはいけない」とか、
熱が出ても「これくらいで休めない」とか、
骨折しても「この程度で歩けないはずがない」とか、
会社も休まないし、休んではいけないと思っているはずです。

そういう人はだんだんと、自分の身体の感覚を閉ざし始めます。
痛いのに痛いと感じないようにして、気にしないようにする。
しんどいのにしんどいことを無視して、気にしないようにする。
動かないのに動かないことを無視して、気にしないようにする。

そして、心が悲鳴を上げているのに、それを悟らないようにする。
だけど心は悲鳴を上げてるんですね。
もうこのままではやっていけないから、無意識に自分を休ませようとします。
だからあちこちに身体的な問題が出てくる人もいるでしょう。
そんなあなたを止めるには、無理やりにでも動けないようにしなければならない。
心の奥底にあるあなたの本体は、きっと死へと向かわせることで動かないようにささやくのでしょう。
つまり、これは悪魔のささやきではなく、あなたを守ろうとするあなたの本心なのかもしれません。

まずは「自分の心」を受け入れよう!

ここまでくると、人によっては「わけもなく突然涙が出てくる」という症状を経験する人がいるかもしれません。
そうなった時は、もう自分でも見えなくなったあなたの本心が、何とかして異常事態をあなたに自覚してほしいと動いているんだと思います。
その時にまずやっていただきたいのは、自分の中に浮かぶ気持ちをとにかく自分で受け止めてみてください。
頑張らなきゃ!と思う気持ちではなく、その裏にあるボロボロになっている自分を見てあげてください。

そのためにできることの1つとして「書く」という方法があります。
思いのたけをただひたすら紙でも、ブログでもいいので書き綴ります。
どんな内容でもいいので、とにかく頭に浮かんだことをひたすら書く。
また、誰か身近な人に話ができる場合は、話してみてもいいと思います。
その場合は、アドバイスをくれる人というより、ただ黙って聞いてくれる人がいいと思います。

出来る事なら、精神科医やカウンセリングのプロを尋ねることをお勧めします。

頑張るべきフェーズと頑張ってはいけないフェーズ

このWEBサイトの中で、後継者という立場で何とか踏みとどまって頑張ろう!という記事も書いています。
それは間違いとは思っていません。
しかし、状況次第でそのニュアンスは変化します。

救急車に乗っている状態で、「明日に向かって頑張ろう!」なんて言ってられませんよね。
こんな症状が出始めている方はまさにエマージェンシー状態です。

たぶん本人的には「まだまだ大丈夫」と思っているかもしれませんが、ある意味冷静になって相談できる先に相談してみてください。

ご参考まで、この本はすごく参考になりました。
もしお悩みの方はどうぞ。

 

 

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