家業を継ぐか継がないかで悩んでいても実は自分で答えを出しているという現実

時々、Yahoo!知恵袋や教えてgoo!などをぼんやり眺めることがあります。
これから家業を継ぐんですけど・・・
「自営業のいいところを教えてください。」
「どうしていいか悩んでいます。」
「継いだ人に質問したい」
そんな質問を結構見かけます。

これを読んでいると、そっとこういってあげたい。
「あなた、もうハラは決まってるんでしょ?」と。

——————————————
小冊子無料ダウンロードはコチラ
Fecebookページに「いいね!」をお願いします。
後継者の社交場「後継者倶楽部」のご案内はこちら

 

既に答えの出ている質問

継ぐか・継がないかの前提がある

Yahoo!知恵袋や教えてgoo!では、時折、家業を継ぐ事に対する質問を見かけます。
しかし、これらを見るとハッキリわかることがあります。
どれもこれも、質問をしているはずなのに、前提があるのです。
たとえば、「もし家業を継ぐとしたら、こんなことが不満で・・・」
「継がなかったら、こんなことが起こりそうで・・・」といった感じ。
たいてい、継ぐか継がないか、どちらかに偏っています。

つまり、自分の中では、既に結論をある程度持っているわけです。
しかし、その不安を解消したかったり、後押ししてほしかったりするから、
質問という形で自分の考えを表明しているように思います。

煮え切らない感情

それでも、はっきり決めきれない状況があるのは、
どっちの選択肢をとっても自分にとって苦痛がある事がわかっているわけです。
継ぐ、と決めたとしても、その職種に関心がないとか、斜陽産業だとか、自分の未来に対する不安とか。
継がない、と決めたとしても、その後の家族の関係だとかが気になりますよね。
どっちを選んでも、何かしらの苦痛がある。
だから、誰かに自分の決定を促す情報を求めたい。
スッキリ決めたい思いがそこにはあるのではないでしょうか。

キレイ事では済まないのが家業を継ぐという事

美しい親子の愛?

そんな判断に悩む中で、家業を継ぐ理由として

  • 長男としては、家業を継ぐことが当たり前
  • 親を裏切るのは心苦しい
  • 親を楽にさせてやりたい

なんていう話があります。
こういう考え方は、根本的な部分で自己犠牲的と言わざるを得ません。
自分さえ我慢すれば・・・
という感覚です。

自分を犠牲にして誰かのために働こう、というのはちょっと無理があります。
最終的に陥るのは、被害妄想の世界。

困ったことに、こういった自己犠牲が道徳的に正しい、と世間的に認識されている一面があります。
そこに流されて、家業を引き受けてしまうと、後々つらくなってしまいます。

他人の価値観で生きていないか?

さて、道徳的に正しいと言われた選択をしたとします。
それは、誰の意志でしょうか?
本当に自分がそう考えているのなら、自分の意志といえるでしょう。
しかし、実際のところは、世間の常識だったり、他人の意見だったりがあなたの決定のもとになっていないでしょうか。
自分を犠牲にしてでも、親を楽にしてやりたいというのが本心なら何の問題もありません。
問題なのは、それが自分の意志ではなく、世間体を気にした決断であったり、他人の意志を受け入れる形であれば、きっと将来後悔することになります。

もちろん、その後悔から学ぶこともたくさんありますし、その後悔があるから次のステップへ進めるきっかけとなることも多いです。
ただ、できる事なら、初めの段階で、後悔のない選択ができるならそれに越したことはありません。

あなたがすべきことは、「この選択は、本当に自分の意志で行ったものだろうか?」と自分に問い直すことです。

論理的に判断する事は不可能

メリットとデメリットを並べてみても

継ぐべきか、継がざるべきか。
これを、論理的に判断しようと思っても無理があります。
なぜなら、どちらを選択しても、おおきなデメリットを背負うからです。
悩むという事は、実際のところは、家業を継ぐという事に何かしら躊躇する理由があるはずです。
かといって、それを拒否すると世間体や親との関係にたいして罪悪感を持つことになります。
この大きなデメリットを天秤にかけたところで、論理的な回答は出ないでしょう。
結局最後は、エイヤ!で決めざるを得ないのです。

どっちを選んでも泥をかぶるなら

どちらかを選択すべき決定打というのは、なかなか見つからないと思います。
どっちを取っても、いいところもあれば悪いところもある。
実際、散々そんなことを考えつくした挙句、こういったネットでの質問という行動に出るのでしょう。
しかし、冒頭お話ししたとおり、文面を見ると、既に心の奥底では決めているのです。
継ぐのか、継がないのかを。

もはや、その奥底の決定に従うのが、基本的に正しいのではないかと思います。
右に、左に心が揺れているように見えて、あなたの中にある結論は強固なものではないかと思いますが、いかがでしょうか。

デメリットをメリットに変える方法

自分の中にある選択肢を確認したなら、そこに突っ走れないブレーキがどこにあるかを確認してみましょう。
たとえば、継ぐと決めたとき、親の会社の将来性に不安があるとします。
しかし、正直な想いを言わせていただければ、ピカピカの大企業に勤めていても、腐った魚の目をした人は多い。
自分の本心を隠しながら、組織の中で苦しそうに生きている人をみると大変だな、と思います。
会社は安泰かもしれませんが、彼らとて不安におびえている人をよく見かけます。

そう考えると、本当の安定などない事がよくわかります。
他人の庭は青く見えるとはよく言いますが、家業があることにあこがれている人もたくさんいるようです。

結局は、自分の立場の良しあしは自分で決めているという事です。
青臭い話に聞こえるかもしれませんが、デメリットと思える事もまた、メリットになりえるものです。

まとめ

当たり前すぎる結論なのですが、すべては自分です。
継いだ時のデメリットも、
継がないときのデメリットも、
自分の人生の責任を取ることができるのは、自分しかいません。

責任を取らなければならないのなら、継ぐか継がないかという選択もまた自己責任です。
誰かに説得してもらうとか、誰かの言葉に心を動かされることを期待するのもいいですが、それは責任を自分以外に転嫁する伏線になってしまいます。
誰かの責任にしたところで、自分の人生が良くなることはない。
ならば、誰かの意見を参考にするより、自分の本心を探るのが正しいのではないでしょうか。

先輩から言わせてもらうなら、どっちを選んでも、結構つらい事はあります。
逆に、どっちを選んでも、結構うれしいこともあります。
ハッキリ言って、どっちを選んでも成功であり、失敗なのです。
大事なのは、起こる現実の受け止め方だけです。

だから、誰かに流されさえしていなければ、それが正解と信じるしかありません。
悩んでも答えが出ないなら、くじ引きでもいいくらいだと思っています。
何を選ぶかより、現実をどう受け止めるのかが大事なのだと、私は考えています。

 

このブログ記事について、少し動画で語っております。
もしよかったらどうぞ。

 

——————————————
小冊子無料ダウンロードはコチラ
Fecebookページに「いいね!」をお願いします。
後継者の社交場「後継者倶楽部」のご案内はこちら

関連記事

  1. 親子経営で、関係はうまくいったけど会社がなくなった2つのパターン

  2. 後継者は会社の空白を埋めよ

  3. 人として未熟な親、思慮深すぎる子~親子の事業承継にありがちな風景

  4. こだわりは弱さのあらわれ?

  5. 困りごとの解決策を探さない人々

  6. 企業の後継者とひきこもり

  7. 後継者と自尊心

  8. ブルーオーシャン戦略と後継者の小さな試み

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ツールバーへスキップ