スポーツチームは簡単に一体化するのになぜ会社組織はバラバラなのか~親子経営における組織の工夫【3】

このシリーズ記事も3日目。
今日は、3つ目のポイント、

『進捗が明確である』

という事について考えてみたいと思います。





こんにちは。
中小企業二代目サポーター田村薫です。

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状況を共有する事は感情を共有する事

大事なのは臨場感

「場」を共有する。
これは結構重要なことだと思います。
皆、一つの目的に向かって一生懸命で、自分はその一員であるという感覚。
ともに喜び、ともに悔しがる感情。

これを共有するためには、相応の臨場感が必要です。
オリンピックやワールドカップなど、おおきなスポーツイベントを前にすると、
最新型のテレビやサラウンドシステムがバカ売れすると聞きます。

これなんかは、現場の臨場感をリアルに感じたい思いからではないかと思います。

遠くで見るより会場で、
会場でみるならより良い席で、
人はより現場の息遣いを感じられる選択に高いお金を投じます。

もう一つの要素「つながり」

臨場感ととともに重要な要素が必要になります。それが「つながり」です。
スポーツ競技をスポーツバーや、公民館で地元をあげて応援するシーンを皆さんも目にしたことがあるかもしれません。
そこでは、つながりが大事なのではないか、と思っています。
同じ思いを持つ人が集い、同じ方向を向いて応援をする。
ここで妙な一体感が出来上がってしまいます。
余談ですが、こういう場所では危険な恋が始まることも多いのではないでしょうか(^^;

社内で再現するためにできること

臨場感を生み出す

臨場感とつながり。
これを社内でどう再現するかは、ひと工夫必要です。

まず、プレイヤーがどんな状態に置かれているかを考えてみましょう。
それぞれが、意識しているのは勝利です。
その前提で、今の試合の状況を把握できています。
敵との実力の差、今の状態、何がどれだけ足りないか。
すべてのメンバーが認識しています。

この臨場感を生み出すには、試合経過はできるだけリアルタイムに、
誰もがいつでも確認できる状態でなければなりません。
長くて一日単位ですが、出来れば状況をあらわしたグラフであれ、
数字(目標へのカウントダウンが望ましい)であれ、
全員が見ることができるところに掲示したいところです。

一定の緊張感とお祭りムード

さらに、緊張感は必要です。
それは、無理やりやらされていて失敗は許されない、というものより、
お祭り的な楽しめるムードがあるとベストです。

スポーツにおいては、チームの人間のミスを責めるケースは少ないでしょう。
なぜなら、委縮して、さらにプレイでミスを犯しやすくなるからです。
「ドンマイ」と言って助け合います。
しかし、会社の業績の話になると、ミスを徹底的に攻める上司がいたりするわけです。

ミスをした人は、普通の感覚で言えばその時点で心苦しい思いをしています。
そんな人をそっとフォローしてあげれば、彼はそれにこたえようと頑張るはずです。
しかし、実際には、この傷に塩を塗り込むことをやってしまう上司があまりにも多いんですね。
ムードは最悪。
これでは、モチベーションは生まれにくい。

むしろ、「やったれーーー!」的なお祭りムードを上手く作れるといいですね。
これはリーダーの力量に依存する部分でもありますが、
上手くゲーム化するアイデアを考えていくといいでしょう。

つながり

人にとって、「誰かとつながっている」という感覚は結構重要です。
これを心理学の世界では、所属欲求と呼んだりします。
あなたは、チームの一員だ、という事を実感できることが重要です。

最も手っ取り早いのは、社内で複数チームを作って競わせることです。
しかし、これには弊害があって、社内の分断を生むことがあります。

つながり、チーム、仲間、という言葉は、どこかで線をひいて、内と外に分けることをあらわします。
チーム内は、仲間だから助け合うけど、チームの外は敵だ、という感覚ですね。
白熱すればするほど、こういった分断が明白になってきますから、工夫は必要です。

その極端な例がフーリガンのような集団ですね。

 

社内の雰囲気にもよりますが、短期的にチーム編成を変えていくとか、
社外のチームと競わせるとか、現場によって多少の調整は必要です。

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