城ノ石ゆかり
親子経営の中で、親子の確執というのがよく話題に上ります。
それは起こるべくして起こるといいますか、
それぞれにそれぞれの思惑があって衝突という形を取ります。
一見これらは、考え方の違いとか、戦略の違いとか、
そういった表面的な原因によるものと考えがちです。
もちろん、これらも重要な要素であるのは事実です。
しかし、これはあくまできっかけ。
その根底には、それぞれの固定観念というものがあり、
そこに左右されているのではないかと思います。
アルバート・エリスという名前を聞いたことがあるでしょうか?
論理療法というものを生み出し、その中心概念がABC理論と呼ばれるものです。
出来事(A)、信念(B)、結果(C)
という要素の構成が、その人に強い影響を与えているといいます。
たとえば、友人が待ち合わせに遅れてきたとします。
遅れてきたという事は、出来事(A)です。
その結果、私はどう感じるでしょうか。
友人が事故にあったかもと考えるかもしれないし、
友人が寝坊したと思うかもしれないし、
約束時間を自分が間違えたと思うかもしれないし、
友人が自分を軽く考えていると感じるかもしれない。
この考えは人それぞれ。
同じ出来事に対して、なぜ人によって反応が変わるのか。
その根底にあるのが信念(B)であるといいます。
これをわかりやすいワークとともに紹介し、
自分の信念(ビリーフ)を明らかにしていく事ができます。
実は私は、城ノ石先生のワークショップに参加したことがあり、
非常に興味深い内容だと感嘆したのを覚えています。
その講座の内容を一冊にまとめた内容です。
かなりお勧めです。
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