友達は本当に大事なのか?

学生の時に、父によく言われたものです。
商売にも役立つから友達は大事にしろ、と。
私はといえばそんな事もどこ吹く風。
当時の私は、商売とかそんな先の事を考えるつもりもなく聞き流していました。
しかし、今、改めて考えたとき、父が言ったのとは違う意味で、関わる人の重要性をしみじみと感じています。

 

こんにちは。
田村薫です。

 

正直なところ、私は友人と呼べる人は決して多くはありません。
それは学生時代も同様で、決して付き合いのいいタイプでもないので、やはり親しい付き合いをする友人は限定的でした。
学校を卒業して仕事に就いたとき、営業なので「話を聴いてもらえる人を100人リストアップしろ」といわれたとき、100人埋めるのに苦労しました。
多分、父はこういったときにお願いごとのできる友人を持っておけ、といったのでしょう。

その時どうやって100人の名前を書いたかは、今となっては全く思い出せません。
ただ、頼みごとをする友人リストなんてゾッとしません。

その後、友人を増やそうとも思いませんでしたが、ハッキリ言ってそうそう困ることはありませんでした。
もともと、人に頼みごとをするのは好きではないタイプ。
もし、これを読んでるあなたが、長男・長女なら同意いただけるのではないでしょうか。
長男・長女は「自分でやりなさい」と育てられるから、私たちにとって人を頼ることは許されない行為なのです。

 

しかし、ちょっと違った意味で、友人であるかどうかは別として「人」との関係を思い知ることがありました。
実は、その渦中にいる時には、全く意識していないのですが、振り返ってみたときに必ずターニングポイントに「人」がいます。

 

幾つか、私の実体験での例をお話しします。
もう、10年近くも前の話でしょうか。
ある同業の経営者と、セミナーの会場で知り合う事になりました。
知り合って数年は、殆どコミュニケーションをとることがなかったのですが、知り合って2年ほどしたのちまたセミナー会場で再開しました。
初めに会ったときは、社交辞令で「また遊びに行きますねー」なんていいつつ放置してましたが、再開の折にはさすがに気まずくて、仕方なく本当に事務所に伺う約束をしました。
その時には何が起こったわけではありませんが、数年後、彼とほかのメンバーを募って一つの会社を設立することになったのです。

当時、私は、自分の会社の状況、業界の状況に疑問を感じ、新たなステージに移行する必要がある、と感じてた時。
そのことを実現するスキームを彼らとともに作り上げる流れができました。
今ではその会社も安定して動いています。

 

もう一つは、やはりたまたまあるセミナー会場で出会った女性。
彼女を通じて、あるメンタルコーチの方をご紹介いただきました。
当初は、占いのようなものができるという事で、興味本位でお目にかかったのですが、今や定期的なコーチを受けています。
それがあったこそ、会社を一つ作り、こんなブログを毎日書いていたりします。

 

他にもたくさんの事例がありますが、とても面白いのは、
出会ったきっかけと、実際に起こっている効果は全く別物です。
同業の経営者は、ありがちな同業者の付き合いみたいなところがきっかけだったのが、今や共同経営者。
メンタルコーチは興味本位の占いめいた相談から、会社設立・新規事業の立ち上げ。
どこでどうつながっているかわからないものです。

彼らとの出会いがなければ今頃どうしていただろう・・・と想像すると恐ろしくなります。

 

実際に、ビジネスで成功した多くの人たちは、ターニングポイントに必ず「人」がいた、といいます。
直接的であれ、間接的であれ、人との出会いで人は影響を受け、変化します。

とはいえ、私に影響を与えた人は、「私があなたにとって重要な存在ですよ」なんていうプラカードを持ってたわけではありません。
くじ引きみたいなもので、出会ったときに運命の人とか、ビビッと来た(古いですね)とかは一切ありませんでした。
しかも、現在、そういう方たちと特別頻繁に会うかというと、そうでもないんです。
必要な時に、必要な会話をし、たまにくだけた場で話す程度。
合う頻度や、親密度と、自分への影響度は全くかかわりがないように思います。

そろそろ結論めいたお話をするとすれば、確かに人は大事です。
しかしそれは、仲が良いか、そうでないかは関係ありません。
逆に、毎日のように飲み歩く友人は、日常的な癒しの場としては良いのかもしれませんが、変化のきっかけにはなりくい。

だから、無理して人と仲良くする必要もなければ、友達の輪を無理して広げる必要もありません。
唯一意識するとすれば、同じ場所にばかりとどまらないようにすることではないでしょうか。

 

居心地のいい場所にいつまでも浸っていることはあまりお勧めしません。


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