天動説が地動説に変わった理由

事業承継のホームページに、天動説と地動説?
そんな疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、少し我慢をして読み進めて頂ければ幸いです。

君に友だちはいらないという本を読んでいた際、かなり興味深い内容でしたので、
一部共有できればと思います。

さて、当時の世の中では、地球を中心に宇宙が動いている、
という天動説が常識でした。
しかし、一方で、観察データから
「いやいや、地球が宇宙の中で動いている」
という地動説が世に出始めた、という事は歴史で学んだ内容かと思います。

しかし、このことが、事業承継と一体どんな関係があるのでしょうか・・・

「境目」を知らなかった・・・

天動説から地動説へ。
この話は、誰もが知る話だと思います。
しかし、今まで信じていた「地球が中心」という信念が、
いったいどのようにして、「宇宙の中を地球が動いている」という
まったく逆の考え方を受け入れられるようになったのでしょうか。

考えてみれば、謎ですよね。

実は、こういった話は身近にもあって、学生時代のクラブでは、
「運動の途中の休憩で水を飲むと余計苦しくなる」
といわれていましたし、それが常識でした。

しかし、今や、
「適度な水分補給をしなければいけない」
という全く逆の考え方が主流です。

きっと、前者を信じていた人に、ある日突然「実は後者が正しい」
といったところで、ふつう受け入れられないものです。
頭では受け入れたとしても、行動は前のまま・・・
という事が少なからずあるのではないでしょうか。

この正反対の変化は、いったいどうやって起こるのでしょうか。

地動説が常識となった原因は・・・?

地動説の話に戻しましょう。
当時の様子をなんとなく想像してみても、
「信じる宗教では地球が中心と教えられている。」
「地球が中心であることが、当然のことと考えられている。」
「世の中の有力者もみな、地動説に何の疑いも持たない。」
そんな状況で、なぜ、地動説が常識となったのでしょうか。

実は、先ほどご紹介した君に友だちはいらないという本によると、
ヴァチカンが正式に地動説を受け入れたのが、1992年。
つい最近なわけです。

更に本書では、色々な文献をたどった結果、
世代交代
が、この認識の大転換の原因だった、と言っています。
これまで信じてきた常識を、人が自分で変えるのは至難の業。
だから、社会を構成する世代が変わる事で、初めて新たな価値観を受け入れる事ができるんだそうです。

このことが言っているのは、天動説を信じていた人は、天動説を信じ続けた。
しかし、論理的に地動説を理解した世代が台頭した事で、
総数としての地動説派が増え、相対的に天動説派が減ってきた、
という事のようです。

新たな価値観がスムーズに醸成されるタイミング

さて、こういった事例を見るまでもなく感じられるのは、現在の世の中の世代交代です。

例えば、私の父の時代は、男親が子育てにかかわる事は非常に限定的でした。
しかし、今やイクメンといわれる、育児に積極的にかかわる男性が話題になります。

これはまさに、世の中での世代交代が行われている証でしょう。
はじめは、そういった流れに渋い顔をしていた高齢者も、
「そんな時代なのかねぇ。」と納得し始めている状況があるような気がします。

この、世の中の変化にあわせて、企業を変化させるのは、
天動説派でしょうか?それとも地動説派でしょうか?
あなたの会社では、誰がイニシアティブをとっていますか?

 

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コメント

    • 塵星
    • 2015年 7月 02日

    天文学者間の論争であり。天動説の宇宙論が崩れて、地動説に変わった。

    ローマ法王が、ずっ~と後になって、科学にも言及する余裕が出て、地動説を

    認めた。こういう感じでは。ちなみに。地球の公転という考え方は。古代ギリシャ

    時代から有ったのですね。年周視差が発見できないのに、ギリシャ人は

    こだわって。地動説で、天体の運動を説明するのを、ためらったと私は聞いています。

      • suncreate_user
      • 2015年 9月 16日

      塵星さま

      コメントありがとうございます。

      そうなんですね。

      勉強させていただきます。

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