後継者

事業承継に際して、後継者が大事にしたいたった二つの事

事業承継っていろんな課題があって難しいと思います。
商品、資金繰り、人、顧客……
それぞれのジャンルにそれぞれの課題がある。

だからついつい私たちも、事業承継や経営を難しくとらえがちです。
けど実は、経営って意外とシンプルなものなのかもしれません。


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親の会社を継ぐ技術

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ある起業家は言いました。

考えるべきことは、顧客が喜ぶかどうか?と、
自分達が幸せかどうかという事。

彼にとっては、会社を興すという事の目的は、その2点に尽きるとのこと。
逆に言うと、何かをするかどうかを決めるとき、この二つのポイントを満たすかどうかだけが判断基準なんだそうです。

だから、彼の会社は、様々な資本家から資本提携を持ち掛けられたけど、すべて断ったといいます。
なぜなら、それは、顧客が喜ぶわけでもなければ、自分達が幸せになるとも思えなかったから。
「会社を大きくしたくないんですか?」
と問われた時、彼は即断したといいます。
「いいえ。大きくなんてしたくないです。むしろ小さくしたいぐらいだ」と。

そんな思いで彼は、世界的なインディーズ専門CD販売会社を作りました。

彼は、CDを売りたいという人たちが喜んでくれるような仕組みを作りました。
その結果、自分達が幸せになるよう、仕事を組み立てていきました。
彼にとっては会社の存続そのものはどうでもいい、と言っていたそうです。
最終的に、CDを売りたいミュージシャンがハッピーであればいい。
だから、ライバルがもっといいサービスを作ってくれたなら、自分達はこのビジネスからおりればいい、とさえ言います。
その結果がこれだけ大きな会社になり、最終的には2200万㌦で会社を売却することになったといいます。

このエピソードを知って、私たちは物事をもっともっとシンプルにとらえるべきなのかも、という気がしました。

私たちの親は、競争原理の中でビジネスを育ててきた背景があります。
そうすると、顧客の要望より、他者との競争に勝つことが目的になりがちです。
けど、本当に大事なことは、もっともっとシンプルなのかもしれません。

今一度、自分の会社を見直してみて、
顧客は喜んでくれているでしょうか?
顧客が喜ぶためにできることはないでしょうか?
また、自分達は幸せでしょうか?
そんな物差しで会社を見直すと、新たな視点で物が見えるかもしれません。

 


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