後継者

事業承継の後継者が知っておきたい「ブロック学習」と「交互学習」

事業承継の中で、後継者の悩みと言えば、「なにもわからない」「系統立てて教育してもらえない」というところがあるのではないでしょうか。
だから、不安も多く、いつまでたっても半人前のような気がしてならないのです。
けど、安心してください。
その方がむしろ、いいのです。


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人が学習するステップを検証した実験があります。
比較したのは、ブロック学習と交互学習。

ブロック学習というのは、一塊の内容を学習し、クリアしたら次に行く、というもの。
例えば歴史で言えば、平安時代を集中して勉強します。
平安時代を終えたら、鎌倉時代に行きます。

ほとんどの学校の学習はこのパターンです。

一方、交互学習というのは、一塊で学習するというよりも、あれもこれも、という感じです。
たとえば、ジャンルの違う本を10冊交互で読むような感じでしょうか。

体感的には、ブロック学習の方が「よくわかった」という実感があるようです。
しかし、実際にテストをしてみると、交互学習の方が学びがしっかりと浸透していたといいます。

さて、私達の事業承継においては、その場しのぎのツギハギの引き継ぎがほとんど。
むしろ、断片的にしか教えてもらえず、その間を埋めなければならない、という思いに駆られます。
これが、しっかりと学べていない不安につながっているのだと思います。

しかし、私たちがもつ、知識や経験の欠乏感は、学習意欲を生みますから、中長期的に見ればこれがベストなのです。
わからないこともたくさんあると思いますが、「いずれわかるさ」と考えてOK。
とにかく目の前に来たことを、一生懸命処理することを意識すればいいのです。

未来への不安はあろうかと思いますが、不安を感じつつ進んでみてはいかがでしょうか。

 

 


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