大人になると、子どもの頃に学んだことを再学習したくなることってあると思います。
学生時代はまったく関心のなかった歴史の勉強を始めてみたり、
語学の勉強を始めてみたり、
物理の勉強や、音楽の勉強を始めてみたり。
結局これって、私たちは学びがすきなんだけど、やらされると嫌になるってことなんだと思います。
実は、アトツギ・後継者的立場も、やらされる感覚だからしんどいってこともあるんじゃないでしょうか。
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特に親子間継承の場合、事業承継におけるアトツギ・後継者の肩の荷は重い。
あれもやってこれもやって、
社員の生活も、会社の未来も背負って、
借金も背負って時間のすべてを費やして、
やっと会社を存続させることができる。
これ、進んでその世界に入る起業家なら全力投球もできるでしょう。
けど、本当はやりたくないのに、という状態でやり切るというのは、ほんっとに大変だと思います。
かつて、テストで点数を計られ、競わされながらやった勉強と同じ。
嫌で嫌でしょうがない時の勉強ってホントにつらい。
それを仕事でやるのがアトツギ・後継者の立場だとしたら大変ですね。
逆に例えば、起業したい人がアトツギ・後継者の立場を見たとしたら、まさにうらやましくてしょうがない。
実際に渦中にいる私たちは、まあ確かに経営者へのチケットは手に入るけど、大変だよ、というわけです。
しかし彼らは、既に会社があって、顧客があって、設備があって、社員があって、売上があるっていうことに着目します。
それがあるんだから人間関係のしがらみとかは、ある程度受け入れよう、と考えるかもしれません。
何が言いたいかというと、置かれたシチュエーションの中で、なにをみるか?ということ。
私たち、アトツギ・後継者からすると当たり前のことが、そうでない人から見ると特別なのだと思います。
当たり前のことに価値を感じないから、それ以外の事ばかりを見て、「自分達は恵まれてない」と思いがちです。
しかし本来、アトツギ・後継者というのはある程度いろんなものを持っているという現実はあります。
実はその「持っているもの」にフォーカスし、それを活かす決心さえすれば、アトツギ・後継者の立場もそんなに悪くはないのかもしれません。
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