後継者

動くか、動かないか

私の知る限り、何もかもがスッキリ上手くいっているという後継者は少数派です。
しかし、その悩みなり、うまくいかないことを解決しようと情報を求める人はさらに少数派です。
なんとか自分の知識や、人脈の中で何とかしようと考える人が多いようです。
もちろんそれで何とかなればいいのですが、もし相応の期間頑張って「これだ!」という思いに至らないとすれば、他のルートをたどる必要があるのかもしれません。

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手前味噌な話ですが、拙著を手にとっていただいた方や、
セミナーを通じて知り合った方から、こんな風に言っていただけることがあります。
「この本に出会えてよかった」
「今日の話を聞けて良かった」

その言葉を耳にすると、きっと今まで出会えなかった考え方や、情報を手にしていただいたのだと私もうれしく思います。

これは後継者の悩みの解決だけに限られる話ではないのですが、困ったり、何とかしたいことがあって、今までの方法や今までの人脈の中から解決が出ないとき、考え方の次元を変える必要が出てきます。
同じ人に相談すればいつも同じ回答だし、同じ環境にいればいつも同じことが起こるし、同じ情報のシャワーを浴びていれば自分の結論も一定の枠を出ることはありません。
よく海外などに行って、新たな自分と出会った、なんていう話もありますが、これは環境や触れる情報を変えることで起こる気づきではないでしょうか。

人は一定の刺激を受け続けるとそれになれてしまいます。
ちょっと乱暴な言い方をすれば、マンネリになってしまいます。

もし今の悩みにアプローチをするのに、
同じ環境で、
同じ人との会話で、
同じ情報源で、
判断すれば恐らくそこから出てくる行動は、まさにマンネリでしょう。
つまり、今までうまくいかなかった方法から抜け出すことはできないのです。

 

そういったときに大事なのは、触れる情報を変えること。
今まで一人で悩んでいたとすれば、誰かに相談してみるとか、ネットで検索してみるとか、本屋さんに行ってみるとか、セミナーに参加してみるとかするといいと思います。
そうすると、今までならいつも同じ順番で思考していたマンネリ思考がほんの少し変わることがあります。
さらに、いろんな情報を集め始めると、だんだんと思考の幅が広がります。
思考の幅が広がると、一時的に混乱状態に陥ることもあるかもしれません。
それはこれまで接することがなかった情報や考え方で、脳が混乱しているのでたいていは一晩寝れば多少は整理されてきます。
そうやって思考回路が微妙に変わってくると、今までとは違った考え方が可能になります。

なにか越えられない問題が起こった時は、往々にして固定観念から抜けられない自分の解釈の課題がある場合が多いように思います。
例えば親との確執があって、まともな話し合いもできない、となった時に「正面から話し合う」という手段しか持っていないとそこで手詰まりになってしまいます。
じゃあどうする?という事なんですが、社員を巻き込んでみるとか、無理に理解を求めずほどほどの境界をもってお互いを尊重する方法を模索してみるとか、取れる手段は思った以上に多い場合はけっこうあるものです。
そういった思考のバリエーションを確保するためにも、いつもと違う人や情報と触れることは割と大事なんじゃないかと思います。

何が言いたいかというと、どんな小さなものでもいいのでもがいてみましょう、という提案です。
自分でも不思議なのですが、例えば私は本を出版したいと思いながら、その原稿を書こうとはしていませんでした。
もちろん一般的な出版のルートとしては、まずは出版社との規格のすり合わせがあって方向性が定まってから原稿に取り掛かるのが普通です。
しかし、そのあてもない人間が本を出したいなら、いつでも見せられる原稿を書いて持っておくというのがシンプルにありがちな考え方だと思います。
なのに私はそんな努力さえせずに「出版できないかなー」と待ってたわけです。
それが、サンプルになるような原稿を書き上げたら途端に人を通じて出版社と知り合えた、という面白い経緯があります。

だから実は、問題解決に対して前向きに頑張っているような気でいるのですが、前に向いた行動をとれていないことはけっこうあるんじゃないかと思います。
厄介なのは、そのことに自分自身が気づいていないという事。

だからここで提案します。
あなたの悩みをGoogleでもYahoo!でもいいので、いつも使ってる検索エンジンの窓に入れて検索ボタンを押してみてください。
すると驚くような情報や、自分でも思ってみなかったような気付きが得られるかもしれません。
諦めずもがいてみましょう!

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