自分は劣っている。
これは否定しようのない現実だ。
そう考える後継者はけっこういるようです。
しかし、私たちが目にし、感じる現実っていうのは、意外とあやふやなものです。
今日はそんなお話をしてまいりましょう。
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まず、現実を私たちは、どんな風に認識しているでしょう?
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚といった五感で現実を認識しています。
ここまではご納得いただけますね?
たとえば、視覚について考えてみましょう。
この絵をご覧ください。
有名な絵なので、ご存知の方も多いですね。
この絵、見方によって「盃」に見える場合と、人が向き合っているように見える場合があります。
実は、脳というのは現実を「思い込み」によって歪めてしまうことがあります。
というか、ほとんどのことは、事実とは違う見え方をしていると言っても過言ではありません。
それは、目が写し取った情報を、脳は文脈を読んで判断し、あなたに認識させているからです。
そのことを実感していただくために次の字を読んでみてください。
たぶん、普通に「いろは」と読めたのではないでしょうか。
では、これを見てください。
「123」ですね。
ここで勘のいいひとはわかったと思うのですが、ここでの「3」と上段の「ろ」はまったく同じ字をコピペしたものです。
おそらく、「12ろ」と読んだ人もいなければ、「い3は」と読んだ人もいないでしょう。
これが脳が文脈を読んで認識させている、ということを表す証拠になります。
もう一つ見ていただきましょう。
この二つの絵、中心の円はどちらが大きいでしょうか?
お察しの通り、中心円は同じ大きさです。
どうみても左のほうが大きく見えますが、測ってみると中心の円は同じ大きさです。
両方とも中心の円は、「同じ大きさである」と知った今でさえ、どう見ても右の図のほうが、中心円は小さく見えてしまいます。
さて、ここでこの中心円を「あなた」と考えたとしましょう。
「あなた」の大きさは、左の図も右の図もおんなじです。
しかし、どう見ても右の図のほうが小さく見えてしまう。
これが、あなたが見ている世界です。
周囲の人たちが大きいと感じているから、あなたは自分が小さく見えてしまう。
現実はそんなことがなくても、自分が見た自分は小さいのです。
だから自信がないし、弱々しくみられることがある。
脳は文脈を読むといいました。
文脈というのはストーリーであり、流れです。
自信を失った後継者の心の中には、
「自分はこの立場にふさわしい人間ではなく、どこか別の世界にならきっと自分が活かせる場所があるはず」
という物語が流れているのかもしれません。
それはそれでいいのですが、他者と対比して自分を小さく見ている、というストーリーを持っている以上、どこへ行っても同じことが起こります。
だから、その自分の中に持つ物語を書き換える必要があるんじゃないかと思います。
その方法はこちらのブログで書きましたので、良かったら見てみてください。
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