後継者って孤独です。
特に親の会社を継ぐ後継者となると、仕事の相談先がほぼない。
一人で悩みや苦しみを抱えてしまいがち。
一人で悩むと、同じ思考パターンに陥るので、ハッキリ言ってそこから抜けるのはかなり困難。
そこで、思考パターンを変えるために何かしたいところ。
そんな時に手にとってほしい本を5冊ご紹介します。
私の著書です。
後継者にお薦めする本というと、どんな本を想像されるでしょうか?
もしかしたら、ビジネススキルに関する本を期待されるかもしれません。
私自身、若いころはビジネススキルを磨き、業績を上げ、認められたいという一心で頑張っていました。
しかし、それではどこまで行っても満たされないということに気付きました。
そこからは、人生に関する生き方を考えるべきではないか?という思いが強くあります。
今回は、ビジネスよりな本に加えて、そんなスタンスで選んでみました。
Contents
後継者が親の会社を継ぐことに悩んだとき絶対に読むべき本 5選
シンクロちゃん――一瞬で人生を変える「10秒スイッチ」の法則
まず一冊目は、後継者の方が手にとって、けっこう変わったという実績のある本です。
この本をひとことで言うと、「ほんの10秒立ちどまって、自分とつながろう」という内容。
そもそも、親の会社を継ぐことに悩みを持つ背景には、自分の生き方について疑問を呈し始めるときです。
そんな時に、自分とつながる時間をたった10秒確保することで、驚くほどの気づきや自己変容を起こします。
書かれている内容はこんな感じ。
Lesson 1 いまの自分の気持ちに気づく
Lesson 2 自分に自信が持てないとき
Lesson 3 行動できなくて責めてしまうとき
Lesson 4 なかなか直らないクセで責めてしまうとき
Lesson 5 失敗した自分をダメだと思うとき
Lesson 6 悩んでグルグルしてしまうとき
Lesson 7 本当はどうしたいの Lesson 8 未来がうまくいくと信じられないとき
Lesson 9 相手に不満があるとき
Lesson 10 一人で頑張ろうとしてしまうとき
後継者は、会社の中で独り相撲を行いがちなのですが、その原因にもれなく対処する内容です。
本書を学び、実践し続けることで、かなり大きな成果が出てくると思います。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
親の会社を継ぐ後継者って、もうストレスまみれですね。
ストレスとプレッシャーで押しつぶされそうな中で、頑張っています。
そうすると、気持ちまでだんだん病的になります。
なんてったって、ストレスは身体に悪いんですから。
そんな風に思っていたことを、本書はスッと心の霧を晴らせてくれます。
ストレスは、実はそれ自体が悪いものではないのです。
ストレスが身体に悪いと考えていることそのものが悪影響を及ぼすのだ、といいます。
本書はそんな、ストレスとうまく付き合い、それを力に変える方法が書かれています。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書 ケリー・マクゴニガル (著)
親の会社を継ぐ技術~後継者のゆく手をはばむ5つの顔を持つ龍とのつきあい方~
とっても手前味噌な感じですが、私の書いた本です。
恐らく、後継者が陥る心の罠を、これほど前に明確にした本はかつてなかったと思います。
ご自身のメンタリティを確認し、それは自分だけの事ではないのだ、ということを知るだけでも心がやすまるといいます。
多くは語りませんので、amazonで見てみてください。
親の会社を継ぐ技術~後継者のゆく手をはばむ5つの顔を持つ龍とのつきあい方~ 田村 薫 (著)
私の著書です。