後継者

後継者にとって事業を存続させるだけが大事なことではない?

事業承継って、何を承継するのでしょう。
いろんな議論がなされる話ですね。

事業そのもの、
物やお金、
従業員、
顧客、
技術やノウハウ、
伝統、
創業精神
などなど。

そんな部分について、少しマニアックに考えてみましょう。


私の著書です。

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親の会社を継ぐ技術

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会社経営の最終形態

経営者が何に一番力を使うか?

幸いにして、様々な経営者の方を見せていただく機会があります。
その中で、経営者にとって何に一番力を使うのでしょうか。
組織が小さいうちは、事業そのものに心血を注いでいます。
しかし、ある程度の規模になってくると、社長は
「従業員のために時間を使う」
という気がしています。

1on1だったり、ミーティング、社員同士のコミュニケーションを作るための様々仕組みづくりなど。
これ、どんな業種の社長も、良い会社と言われるところは、社員が50名くらいを超えてくると、そういった人づくりに関心を持ち始めます。

社長の仕事

事業承継で、何を引き継ぐかを考えるにあたって大事なのは、社長が何をやっているのかです。
そこを観察していくと、社長は人づくりをしているように思います。
人と人をつなげ、磨き、成長させる。
きっと本人はそんな意識はしてないんですが、気が付けば会社にいる人の人間性を高める仕事をしているように思います。

事業承継で何を引き継ぐか?

人を育てる

ある人は、会社を「大人の学校」と言っていました。
なるほどです。
お客様、同僚、先輩、上司などにもまれながら、自分の道を歩んでいく。
その過程で人は色んなことを学びます。

ある程度緊張するようなシーンって、大人になると仕事がらみでしかありません。
そういう捉え方をするならば、事業承継って実はそういう「人が成長する場」を作り、つなげることかもしれない、と最近感じます。

アントレプレナーシップ

ある大先輩に、自分の未来について相談した時に、
「あなたが引き継ぐべきは、事業ではなく、親のアントレプレナーシップ、起業家精神なんだよ」
と言われたことがあります。

今の事業を維持し、育てることも一つの解ですが、そこに制限されるものではない、というのです。

で、何を引き継ぐか?

という事でまとめていくと、事業承継ッて本質的には、
・人育ての場を生み、育て、
・起業家・企業家として世の中に新しい価値を提供する
そういった役割を受け継ぐことなのかもしれない、と最近思うことがあります。

きっと絶対的な正解はないと思うのですが、こんな解釈があってもいいように思います。
そういう意味では、親の事業そのものにこだわる事が出来ないならば、そことは違う選択もアリなんじゃないかと思います。
最終的にはご自身で答えを出してほしい問いです。

 

 


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