私(1968年生まれ)と世代の近い男性なら、似たような思いを持ったことがあるのではないでしょうか。
思春期になると、親と歩くというのが妙に恥ずかしかったとか、友達に見られたくないとか。
そんな自意識過剰は、わたしだけだったのでしょうか?笑
それはきっと、そもそも、自立していない自分に劣等感を感じていたのでしょう。
私にしてみれば、会社を継ぐことはそれとあまり変わらない印象を持っていました。
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親と会社をやるというのは、親と一緒にいるという事。
思春期男子にすると、なんだか恥ずかしいんですね。(もちろん仕事を始めるころには思春期は過ぎてますが)
なぜ恥ずかしいのか?と考えると、なんだか自立できていないような気がするんだと思います。
自分で自分を自立できていると思えれば、そういうことはあまり考えないのでしょうが、自立できていないと感じているから劣等感が沸き上がります。
やっぱり一度は、親元を離れよう、と多くの人は思ったと思います。
若いころ1人暮らしがしたかったり、
留学したかったり、
そして仕事する場所くらいは、親と違うところで、という流れにピタッとはまります。
それっぽく言えば、自分を試すとかいえます。
そうやって外でそこそこ実績を残して帰ってくれば、それなりに親と一緒の仕事も受け入れられるのかもしれませんが、
外で実績を出すと、そこを後にしたくなります。
だからやっぱり、家業には戻りたくない、っていう感じになるわけですね。
つまり、自信を持てても、もてなくても、家業は嫌だ。
そういう感覚の人がけっこう多いと思います。
じゃあ、家業を継ぐメリットって何かあるんでしょうか。
一つは、これまで会社が積み上げてきたリソースを使って、自分なりの表現ができるという事。
その過程では、先代との衝突があったり、社員がついてこないという問題があったり、いくつかのハードルはありますが、晴れてそこを通り抜ければ自分流を貫けるフィールドを作ることができるかもしれません。
永遠に会社のルールに縛られるサラリーマン(実はこの方が実力を発揮できるタイプの人もたくさんいます)か、やりようにやっては自由に経営できる未来の経営者か。
そういった選択になろうかと思います。
とはいえ、「自分が経営者なんて柄じゃない・・・」という人もいるかもしれません。
しかしまあ、なんだかんだ言って立場が人を作るってことはあるものです。
どうしても会わない人はやはりいると思いますが、経営者候補としての眼で世の中を見ていると、頭のなかはけっこう経営っ者っぽくなることが多いと思います。
だから心配はいらないんじゃないかな、と思います。
時間が解決してくる問題も結構あります。
少し話がそれたので、元に戻しましょう。
親の会社を継ぐことが恥ずかしい、というのはそもそも自分の心の中に「自立できていない自分」が潜んでいるときに抱きがちな感情です。
なんだか親の敷いたレールに乗っているのがイヤだ、というのもありますが、それはレールに乗せられていると感じるから嫌なんです。
自分で進んでレールに乗っているという思いがあれば、たぶんそれを嫌とは思わないでしょう。
つまり、一周廻って「親の会社を継ぐのが恥ずかしい」というのは、「親の会社に頼っている自分が心の奥底にいる」という事になるんじゃないかと思います。
ちょっとイタイ話かもしれませんが、そんな思いを持ってないか、一度自問自答してみてください。
もしそうだとすれば、どの道を選ぶにせよ、そんな気持ちは克服しておいたほうが良いかもしれませんね。
親の会社を継ぐというのは、自分の心の中にある親への甘えと向き合う側面があるのです。
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