たまたまある経営者と話をしていて、「自分は従業員のために随分我慢をしている」という話を伺いました。
経営者というのは大体癖のある人です。
創業社長は特にその傾向が強いのですが、後継者とてクセの強さは自分では意識せずとも、意外と強いものです。
件の経営者は、自分のクセの強さゆえ、従業員に迷惑をかけないためには自分が我慢をするしかない、と言っていますが果たしてそうなのでしょうか?
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経営者は仕事ができる人が多い。
そして後継者も、経営者となるべく高い基準をもって自信を律している人が多い。
自ずと、一般社員からすると仕事に対して持っている思いは強い傾向が大きいと思います。
後継者は空気を読む人が多いので、結局自分の思いと従業員の思いが一致しないとき、従業員に合わせようとし始めます。
社内の調和はとても大事だと思います。
ただ、そういった「我慢」の状態を続けることが、会社にとって、あるいは後継者にとっていいものなのでしょうか。
まず、我慢をするという事は、ストレスを抱えるという事です。
人間社会に生きる中で、我慢がゼロという事はないにしても、社内での慢性的な我慢をしていれば、病気になってしまいます。
そもそも、後継者という会社の中心となるべき人が、我慢をすることで自分のパフォーマンスうを抑え込んでしまうことは、会社にとってもあまり好ましくない状態です。
じゃあどうすればいいか、なのですが、結論から先に言うと、
相手を受入れる、という一言に尽きます。
たとえば、後継者や経営者から見たとき、従業員は気が利かないかもしれません。
また仕事のスピードが遅いかもしれません。
それを強硬に矯正しようとしても、たいていうまくいきません。
従業員は従業員の視界の中で一生懸命やっているから、プレッシャーを与えたからと言ってよくなるものでもないのです。
それがわかった経営者や後継者は「そういうものだから自分が我慢しよう」という対極のところに行くわけです。
しかし、もう少し中庸な選択もあるのではないでしょうか。
社員が仕事が遅いのは、「彼らの現在の能力ではこのスピードが今の精一杯」という事を認めるのです。
ああ、彼らは一生懸命なんだな、と。
逆に、「もっと早くあるべき」と思ってそれを言わないようにするのは、我慢ですが、
「このスピードが彼らのスピード」と理解し受入れることはもはやガマンではありません。
そういうものだというフラットな視点で状況を見つめることになります。
そのうえで、何か業務効率が向上する方法があるなら、
自分がやっていることで彼らに役立ちそうなことがあるなら、
それはアドバイスすればいいと思います。
けど、彼らのやり方をまずは受け入れるという事が大事です。
繰り返しになりますが、受け入れた瞬間から我慢は我慢でなくなります。
この作業って、いわゆる人間の器を広げる作業。
いろんなものを受け入れることができるようになると、ストレスが減っていくと思います。
経営者・後継者ってストレスの連続だと思いますが、そのストレスをストレスと感じないような自分を作ることが、一番大事な事じゃないかと最近思います。
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