後継者は大変な時こそ「笑う」という技術を使いこなそう

親の会社を継ぐ後継者って、わりと制約の多い場所にいたりします。
自分の責任ではない先代からの借金を背負わされ、そのせいで前に進めない、なんてこともあります。
それほど大きな事でなくとも、日々、後継者という責任は負わされるけど、村長はされないという苦々しい思いもあるでしょう。

そんな時、肩をいからせ、歯ぎしりをして、苦しみを耐え忍ぶ人も多い。
しかし、他に方法はないものなのでしょうか。


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後継者の境遇というのは、なかなかに難しい立場。
理不尽な対応を受けることも多いでしょう。

そういったときに、握りしめた手を震わせ、歯をギリギリとかみしめ、ただひたすら耐え抜く、というスタイルになっていないでしょうか?
それだけ、後継者という役割、会社や社員への責任、そういったものを重く受け止めているからこそそうなるのだと思います。
けど、ちょっとゆとりを持つことも大事じゃないかと思います。

たとえば、イラっとした時こそ、笑ってみます。
はじめは苦笑いでOK
人は口角をあげるだけで、幸せホルモンが分泌されます。

そして、大変な現実を笑うことで、その渦中から分離した視点で自分を見ることができるようになったりします。
あたふたしている自分を俯瞰しているという感じでしょうか。
そうすると、視野が広がり、ゆとりができ、打つ手が今までとは違う次元で浮かんでくることがあります。

そこまでいかなかったとしても、少なくとも気持ちのゆとりが出てきます。
それだけでもOK

そして、笑いは人に伝染します。
深刻なシーンでへらへら笑っているのもどうかと思いますが、うまくTPOをわきまえると、
そのゆとりはとても力強いものに見えます。
社員さんもきっとあなたについて来るでしょう。

イメージとしては、ハリウッド映画などに出てくる主人公。
決死の覚悟でラスボスと闘いに行ったり、危険な中心部に足を踏み入れる際、彼らはいつもにやりと笑いませんか?
死を覚悟した時でも、ヒーローはニヒルな笑いを浮かべます。

これは実は理にかなったことなんです。
簡単にできることですから、ぜひ使ってみてください。
日々が楽に過ごせるようになります。

 

 


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