親の事業を引き継いでいる後継者の方の悩みは多いと思います。
その中でも、事業が限界に来たときどうするか?というところかと思います。
債務超過で、事業の将来性もない時、決断すべきタイミングが来ます。
後継者はそれをどう考えればいいのでしょうか?
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親の会社を後継者が継いだ時点で既に会社が回っていないこともあるでしょう。
辛うじて日々を過ごしているものの、後継者の手腕ではこれ以上の改善は期待できない経営もあるでしょう。
そんな時、後継者である我々は、その現実をどう受け止めればいいのでしょうか?
実は私自身、会社自身は決して悪い状態ではないものの、将来の事を考えたとき、かなり大胆な事業転換が必要と感じた頃がありました。
ある方に相談させていただいたところ、その方はこうおっしゃってくださいました。
親事業そのものを存続させることも大事だけど、一番大事なのは、起業家としての開拓者精神じゃないか?
そこで必要ならば、親の会社を潰すことがあっても、それは時代の流れの一段階でしかないと思うのだけど。
その言葉を聞いて、とてもホッとした思い出があります。
もちろん、親お会社を潰したり、売却したら、周囲から何を言われるかはわかりません。
それでもあえてそれをしようというなら、それは後継者としては相当な覚悟を持ってのこと。
であるならば、その決断を尊重すればいいのではないでしょうか。
考えようによっては、親の会社に固執するのは、
一人の異性への執着にも似たようなものがあるのかもしれません。
もちろん会社をやっていれば、社員や取引先など、たくさんの利害関係者がいます。
彼らへ迷惑をかけないような配慮は必要かもしれませんが、それでも彼らは彼らで自分の人生に責任を持つ必要があります。
つまり、私の考えとして、後継者が親の会社を売ったり、締めたりすることはアリだと思っています。
ただそれが、単に私利私欲のためだとあまり美しくないな、と思います。
色んなことを検討したうえで、しっかりと考えた結論であるなら、後継者の考えを前に進めてみるのが良いのではないかと思います。
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