世の中の成功法則的な話として、こんなことをよく耳にします。
「即座に行動せよ」
しかし、時折こんな人を見かけます。
いつも、焦ってやるからすべてが空回り。
周囲を混乱の渦に巻き込んで、何の成果も出せない人。
いるんじゃないですか?
そんな人。
じゃあ「すぐやる」という主張が間違いなのか?というと、
そうとも言い切れない。
じゃあどっちが正しいの?となりますね。
本が出版されました!
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
——————————————
■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック
すぐやるのが正しいのか?
一呼吸おいて落ち着いてやるのが正しいのか?
どっちが正しいの?という話。
結論から言うと、どっちも正しいし、どっちも間違えています。
しいてアドバイスするなら、
【行動が得意な人】 立ち止まって考えてみよう
【考えるのが得意な人】 まずは小さな事からやってみよう
というでしょうか。
つまり、人は自分の行動パターンを持っています。
そのパターンを使って上手くいかないとき、違うパターンを使いましょう。
そういうことなのだとおもいます。
なにより大事なのは
「誰にでも当てはまり、絶対に正しい」ということなど、
この世の中には存在しない
ということです。
たとえば、親を尊重し、大事にし、その意向に従えという話が多く、実際にそういう枠の中で頑張ってる方が多いと思います。
しかしそれって、乱暴な言い方をすれば「長い物には巻かれろ」というか、多数意見(あるいは強い意見)に従え、という主張にも聞こえます。
世の中の多くの人が、それを正しいと信じているようですが、必ずしも正しいとは思えません。
会社をしっかりと引き継いだ後継者ほど、そういった”常識”を打ち破っていることにお気づきでしょうか?
ヤマト運輸の小倉昌男氏は、先代から大きく方針転換して宅急便を生み出し今があります。
星野リゾートの星野佳路氏は、一旦親の会社を飛び出しています。
割と普通じゃないです(笑)
まあ、普通じゃないから目立つというのもあるかもしれませんので、大人しく状況に従うことが大事なこともあるんだと思います。
玉虫色の話になってきた…とお感じになるかもしれませんが、実は現実なんてそんなものじゃないかと思います。
私も対外いろんな本やセミナーに参加してきて、
・今すぐやれ
・キッチリ計画しよう
というものだけでなく、正反対の主張は沢山あります。
・夢は言葉にして語れ
・夢は人にさず自分の中のエネルギーとして蓄積せよ
・ポジティブに考えよう
・常に問題への対応を意識せよ
などなど……。
その気になれば、まだまだたくさん出てきますが正反対の主張をする成功の指南役は沢山います。
結局、大事なのはたぶんこの2点です。
・自分に足りない行動を明確にし
・その部分の行動を補完する。
人によって足りない行動が違うから、いろんな成功法則が出てくるし、
同じ部分が足りない人にとっては、その法則は参考になるけど、
そうでない人には参考にならない。
そして人は往々にして、自分の足りない行動を補完しようとは動かない。
自分にとって都合のいい成功法則を探そうとするからうまくいかないんじゃないか、と思うのです。
(ここ数十年の自分の行動を振り返ってわかるという、泣ける状況ではありますが・・・苦笑)
じゃあどうすればいいかというと、
いつもは選びそうにない選択をしてみる、ってことです。
後継ぎが会社の中で行き詰まったら、昨日どんな選択をしたかを思いだして、
今日は違う選択をしてみましょう。
そうすると、もしかしたらうまくいくかもしれないし、あるいはもっと悪くなるかもしれないです。
けど、何かしらの変化を経験すれば、少なくとも昨日までとは違うわけで、違いを経験すると傾向と対策をとることができるようになったりするかもしれません。
たぶん、同じところをぐるぐる回っていることからすれば、大きな進歩じゃないかと思うのですがいかがでしょうか。
本が出版されました!
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
——————————————
■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック