ごめんなさい。
タイトルはちょっとした遊び心です。
とはいえ、そこそこ本質を射抜いているんじゃないかな、とも思っています。
後継者が成功するために、割と確実な方法があるとすれば、こんなことではないでしょうか。
本が出版されました!
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親の会社を継ぐ後継者。
その能力を発揮しようとすると抵抗する力が現われてくる。
そんな力が現われると、体力とモチベーションを奪われていく。
事業承継は後継者にとって消耗戦。
そんな印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
一方で、何をやっていいのかわからないとか、
会社はこのままではダメだと思うんだけど、なかなか完成形をイメージできないとか、
今後のイメージがはっきりと見えず困っている方も多いと思います。
ところで、世の中には、「成功法則」というタイトルの入った本がたくさん出版されています。
少し乱暴な言い方をすれば、あれはけっこうインチキ、と言えるかもしれません。
たとえば、自分の夢は「人に話せ」という人もいるし、「人に話さずに秘めておけ」という人もいます。
どっちが正しいの?って感じですね。
私の知人に、お金も違いまして、その方がガンになりました。
すると、その人、とにかくありとあらゆる治療を試しました。
一般的な医療と呼べるものから、民間療法まで。
ありったけのお金をかけた結果、今はそのがんも治っているみたいですが、何が効いたんでしょう?と聞くと。
「たぶん、〇〇が効いたと思う。けど、色々試したから結局どれが効いたのかは正直よくわからない」とおっしゃいます。
それでもこの人が、「私はこうやってガンから生還した!」なんて言う本を書くとしたら、「たぶんこれだろうな」と思う方法をイチオシでかくと思います。
成功法則も同じだと思います。
私が知る限り、成功する人はたいてい、手数が多い。
それが唯一の共通点という気もしないでもないのです。
さて、最近いろんなところで紹介している話があります。
ダニエル・カーネマンという人が書いた本にあるのは、
「会社の業績の良し悪しに、CEOによる影響はわずかしかない」
というのです。
相関関係を探っていくと、結局はうまくいくのもいかないのも、「たまたま」なんだ、と。
となると、確率を制御できないわけで、大事なのは手数。
1%の確率で成功するとすれば、100回やれば1回の出現。
200回なら2回成功が出現します。
ということは、後継者としての成功法則が仮にあるとしたら、「たまたまうまくいく」のを狙って、たくさんのことを仕掛ける、という事になりそうな気がします。
さらに言うなら、「大物一発狙い」的行動は、いろんなハレーションを生み出します。
ならば、小さな行動を積み重ねることで、大きな一つの塊にする。
まさにバームクーヘンのような行動方針がいいのではないでしょうか。
おふざけに見えるかもしれませんが、案外、本質をついているように思うのですがいかがでしょうか。
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