後継者・跡継ぎの皆様、こんにちは。
田村薫と申します。
「親の会社を継ぐ技術 後継者のゆく手をはばむ5つの顔を持つ龍とのつきあい方」の著者です。
この度は、本書のkindle番が販売開始となりました。
あらためて、本書を書いた思いを語らせていただければと思います。
私の著書です。
20代で父の会社に入り、
35歳で代表取締役となりました。
もっとさかのぼるなら、私の跡継ぎ人生は、小学校四年生くらいまでさかのぼります。
その時すでに友達には、「たぶん、親の会社を継ぐことになると思う」と話していました。
周囲からは、「未来の社長」ともてはやされてうれしい思いもあるけど、
別の選択肢がないという寂しさもありました。
とはいえ、さほど大きな決断をしないで済むのが、家業を継ぐという流れ。
結局、特別やりたいことも見つからず、親の会社に入社しました。
しかし、仕事を始めてから上手くいかないことの連続。
仕事そのものも上手くできないうえに、社長業だって何をしていいかわからない。
現実は名だけの代表で、お金は自由に使えず、会社の借り入れの保証人にはなっている。
なんとも面白くない話です。
せめて社内ぐらいは自由にしたいと、色々と施策を打つのですが、社員はついてこない。
むしろその溝は日々広がって、結局は、社員は大量退職。
一人残された会社の中で、まさに茫然自失。
どうすればいいのだろう。
そんなトンネルの中に長いこと居ました。
トンネルを抜ける大きなきっかけがあったわけではありません。
あちこちで、いろんなセミナーを受けて、小さな気づきを重ね、今があると思っています。
結局、変なこだわりを外せばよかったんですが、当時はそれに気づくことができませんでした。
そんな問題をまずは可視化する。
それが本書の前半のテーマです。
後半は、そんな中で自分がどう生きるか。
だから、事業承継に悩まない人には意味のない本ですが、
これ以上前に進めないかも、と思っている人にはヒットする一冊だと思います。
もし、気になる方はご購入を。
Kindle版
私の著書です。