親の会社を継いだ二代目経営者というのは、従業員とのコミュニケーションエラーを起こしがち。
それは必ずしも、二代目経営者・後継者が悪いというわけではありません。
とはいえ、二代目経営者・後継者という立場上、避けられない部分もあるので、少し注意しておいたほうがいいように思います。
ある言葉を発した時、その言葉を、従業員は自分のフィルターを通して受け取ります。
二代目経営者・後継者にしてみれば、「そんなことを言ったつもりはないのに」という状態でしょう。
しかし、それが起こる以上は仕方がない。
一つの事例をもとに、どう対処すればいいのかを考えてみましょう。
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ある会議に参加した時の事です。
その組織の会議はどうも雰囲気が悪いのです。
そして、その組織としては、役員全員に「当事者意識」を持ってもらいたいと考えていました。
で、私はその当事者意識を植え付けるためには、まずは役員会の参加をそれなりに呼びかけないと、というお話をしました。
任意団体ですので、なかなか役員会に人が集まらないのです。
だから情報も思いも共有できない。
それが私の考えでした。
で、それを聞いていた3人の受け取り方が面白かった。
Aさんは、日頃から組織リーダーに対して、非常に強い反感を持っていました。
私とはそこそこ仲が良かったので、「よくぞ、私の言いたいことを言ってくれた!」という思いのようでした。
一方、Bさんは、組織リーダーと近い立場の方。
その方にしてみれば、なんだか組織リーダーが責められているような心配が起こったようです。
またリーダーがいじめられて可哀想、という感情を持たれたとか。
そして、件の組織リーダーはと言えば、実は私の提案は彼の心には届いていなかったようです。
なんとなく、聞いていないわけじゃないけど、帰ってくる返事はかなりズレてます。
つまり、提案が提案として受け入れられてないようです。
さて、これで何が言いたいかというと、同じ提案も人によって取り方は様々ということです。
行間を読むとか、忖度するとか、いろんなバイアスが生まれるのだと思います。
そのバイアスを埋めていくにはどうすればいいのでしょうか。
実は私は、3人それぞれと、近い関係になることが一番だと思います。
それなりに心を通わせると、「あの人に限って、そんな無茶を言うはずがない」とか、「あの人が一方的に人を攻めるわけないとか」そういう信頼の元のコミュニケーションができるようになってくるんですね。
もちろん、それでも誤解や行き違いは生まれますが、その時には訂正も可能になります。
ベースとなる真摯な信頼関係があるとないとでは、コミュニケーションの質は圧倒的に変わります。
これを二代目経営者・後継者の事業承継に代入した時、どうすればいいのでしょうか。
やることはとてもシンプルで、コアな役員・従業員とは、是非仲良くなりましょう、ということなんです。
別にベタベタな付き合いをする必要はありませんが、短くてもいいのでたくさんの「打合せ」の機会を持ってほしいのです。
そして、出来れば相手の価値観を知るような話を沢山引き出してもらえたらと思います。
そういったところで、人としての距離感を知事めていくことで、話が通じやすくなります。
そして仮にコミュニケーション・エラーが起こったところでリカバーしやすくなります。
ぜひ実践してみてください。
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