これまではそんなに仲が悪くはなかった兄弟。
これが、親の会社に就職した事をきっかけに、一気に仲が悪くなることがあります。
ある事例について考えてみましょう。
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あるサービス業の会社。
創業者は父。
そこに、兄と弟が入社しました。
兄はどちらかというと内弁慶なタイプ。
人とのコミュニケーションもあまり得意ではなく引っ込み思案。
コツコツと一人でやる仕事はそこそこできるのですが、人を引っ張っていくタイプではありません。
一方、弟はと言うと、少しやんちゃ。
とにかく考えるより行動というタイプ。
組織をまとめていくタイプではないものの行動力はあるので仕事はそこそこできます。
社員の受けもいい。
ここで、父は実は長男である兄を社長にしたいと思っています。
恐らく、長男なのでそこに継がせたいという思いが強いのでしょう。
しかし当の兄は、そんなことしたくない。
自分には社長なんてとてもできないので、弟にやってもらいたいと思っています。
一方、弟はと言うと、実は彼も社長なんてやりたくない、と考えています。
人の世話なんてしたくなくて、自分は実務家として、現場で働きたいと思っています。
弟は兄をもっとしっかりしろ、と非難します。
兄は弟にたいして、自分の気持ちも知らないで、とくさします。
父は仲良くやってほしいと思う反面、ついつい兄をかわいがってしまいます。
ちなみに、母は仕事には深くかかわってはいませんが、弟の味方。
私への相談者は兄。
私から見たとき、兄以外を変えることは出来ない。
従って、兄にどういう方向に向かってもらうかがを兄とともに考えてみました。
まず、そもそも兄は会社を継ぐつもりがあるのか?というところがスタート地点になるのではないでしょうか。
やる気がないなら、自分でなく弟を推すとか、違う人を探してもらうとか、そういった一歩が必要になります。
しかし、この兄は、別の人が会社をコントロールするようになったら、自分の立場も危うくなる心配をされています。
あまり仕事で成果を出せていないからです。
こうなると話は堂々巡り。
近々で考えたいのは、このまま親の会社にいるべきなのか、違った場所を探すべきなのか?というところではないでしょうか。
ただ、彼はまだ若いので、すぐにあきらめてしまうのもどうかと思う。
やっぱり堂々巡りになってしまいます。
では、現在は方向感を変えず、何ができるかを考えてみます。
兄の引っ込み思案の原因は、どうやら親との関係が起点になっているようです。
無口で頑固な感じの父と、割と色々と口も手を出す母の間の長男として生まれて、自分で決めるということに不慣れでした。
で、始めたのが、「すぐ決める」という練習(笑)
なんじゃそれ、って感じに聞こえるかもしれませんが、これが意外と効果的でした。
なにより、いつもぼやーッとしたことしか言えなかった兄が、即断即決。
それだけで、なんとなく出来るひとっぽく映るようになってきました。
結果、社員との信頼関係が(徐々にではありますが)できてきて、本人も自信が出てきました。
その後、様々な人間関係が徐々に変わってきています。
本人も、もう少し頑張ってみてもいいかも?なんていう風に意識が変わってきたようです。
決めることが苦手な人が、即決するって実はけっこう大変な事なんです。
それを彼は、一生懸命やりました。
どうせ考えても結果が出ないなら、考えずGOです。
面白いことに、自分が変ると人も変わります。
そんな実感を得ながら、彼は今も、リーダーへの道を少しずつ歩んでいます。
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