後継者の方って、完璧主義な方が多いです。
完璧主義という言い方がピンと来なければ、「失敗したくない人」と言ったほうがいいでしょうか。
私はまさにそんなタイプで、失敗してもそのことを人に見られたくないと思うタイプ。
道端でカバンの底に穴が開いて、カバンの中のものが散らばったとしたら、誰かに拾うのを手伝ってもらうのは恥と思ってしまいます。
だから誰にも気づかれず、ひっそりと一人落ちたものを拾いたいというタイプ。
失敗を見られたくないし、フォローされたくないんです。
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ミスをしても気づかれず、一人ひっそりリカバーしたい。
そんな思いに共感してくれる人がいるかどうかは怪しいですが、
敢えて言います。
そういう人こそ、「出来ないことは出来ないと言えばいい」と。
失敗したら、「ごめーん、てへぺろ」って言えるようになりましょう。
なぜかというと、弱い部分って、実は自分が一生懸命隠そうとしても、周囲にはバレてます。
そして、バレてるものを必死に隠そうとするのは、見苦しいのです。
リーダーの威厳はだだ下がりになりがちです。
だから、できないことは出来ないし、苦手なことは苦手、とちゃんとハッキリさせた方がいい。
理想的なリーダーって、何でもできるひとじゃなくて、誰しもできないことがあるという前提で、進んでそれを手伝ってくれる周囲のメンバーとの関係性を作ることなんじゃないでしょうか。
「それなら私がやりますよ」という自主性がそこに芽生えるのではないでしょうか。
逆に何でもできるリーダーが何でも自分でやっちゃえば、メンバーの成長はありません。
けど、後継者である私たちは、「欠けてる部分がある自分は評価されない」という不安から、何でもできる人になろうとするわけです。
けどそれではチームは育ちませんね。
だから、勇気をもって私たちは、できないことは出来ない、とちゃんと明確にしないといけません。
それはチームのためにも、自分自身のためにもとても大事なことです。
是非小さなことでもいいので、自分にできないこと、苦手なことを、社員さんの前でカミングアウトしてみてください。
きっと関係性が変わるはずです。
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