家業を継ぐ後継者が幸せになる方法

白状します。
私は親の会社を継ごうと入社してしばらく、自分は何て不幸なんだと思っていた時期が長かったのです。
で、今はどうかというと、割と気楽にやってます。
もしかしたら、人生というパズルの一部が解けたかのように思うことさえあります。
(まあこれは言い過ぎかもしれませんが・・・笑)

今後継者が悩んでいて、
それでも幸せな人生を送りたい、
と思うなら少しお付き合いいただければと思います。

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きっと今この文章を読んでいるあなたは、親の会社を継ぐぞ、という後継者の方じゃないかと思います。
そして、どちらかというと、ちょっとどんよりとした悩みを持っている。
親と意見が合わないとか、会社の将来が心配とか、そんな感じではないでしょうか。

これは有料のセミナーでお話ししてる話の一部ですが、ちょっとだけ考えてみてください。
まず、そもそも親の会社を継ぐ、という決断。
これは、単なる職業選択の選択肢の一つでしょうか?

すこーし考えてみてください。

 

私の場合のお話をさせていただくと、たしかに検討する際は、「どこに就職しようかなぁ?」という選択の一つでした。
けど改めて考えると、圧倒的に違う部分がありますよね。
ただの職業選択は、役職を選ぶことではありません。
だから、スーパーであれ、銀行であれ、就職先が決まればそこの一員として働くだけです。
しかし親の会社を継ぐというのは、将来経営者となるという含みのある選択。
しかも、普通なら親と子どもって大人になれば距離は遠のくはずなのに、近づいてしまうという一般的な常識とは違う方向を歩む選択です。

私に言わせれば、単なる職業選択の一つではないんです。
ある意味、どう生きるか、という人生のあり方を決める選択です。

 

経緯はどうあれ、今、後継者として親の会社に就職しているという事は、そういう人生を一度は選んだ、という事です。

 

じゃあ、人生の目標ってどこにあるんでしょうか?
たとえば、生まれ持った使命があるという話もあります。
それは何となく本当っぽく聞こえますが、たぶん私たちはそんなことを意識すればするほど、思考の迷路にハマります。
もっとシンプルに考えたとき、人は「幸せに生きて、満足して死にたい」というのが抽象化した望みじゃないかと思います。

もしそうだとすると、幸せって何だろう、と思うわけです。

 

これを脳科学的に考えると面白い現実があります。
本人が「幸せだなぁ」と思ったときに、その人の脳内には幸せを感じるホルモンが分泌されるそうです。
つまり、雨が降ろうが、槍が降ろうが、本人が「幸せだなぁ」と感じていれば、それが少なくともその人の脳内では幸せを生み出します。
社員が謀反をおこそうが、親が自分の意見を聞かなかろうが、会社が莫大な借金を持っていようが、自分が幸せだなぁとかんじればそれが幸せなんです。
逆に言えば、どんなにお金持ちで、いい配偶者に恵まれ、愛らしい子どもに囲まれていても、「不幸だなぁ」と思えばその人は不幸になります。
私達が見ている現実は、すべて脳内で処理された世界。
つまり、思ったことそのものが現実なのです。

わかりやすい話をすると、最近では虹を見ると「いいことあるかも」なんて思うのですが、古来虹は不吉の前兆と言われていたことがあるようです。
このことから考えると、現実で起こる事(事件や事故、お金があるとかないとか、仕事がうまくいってるとかいってないとか、人間関係がスッキリしてると書いてないとか)はあくまでキッカケにすぎず、それをどうとらえるかで幸せかそうでないかが決まる、と言えそうです。
お金を幾ら持っても満たされない人がたくさんいることを見れば、そういう考え方も間違いではなさそうです。

 

で、改めて幸せに生きるコツっていうのを考えてみます。
これは私の観察なんですが、「一生懸命に打ち込むことがある」というのが最も幸せに近いところにあるんじゃないか、と最近思っています。
なぜそう思うかというと、一生懸命な時って、余計なことを考えていないからです。
言ってみれば「無心」な状態です。
そこに嫌だなぁ、とか、しんどいなぁ、とかいう気持ちが入り込む隙間がない。
そもそも、時間の感覚も失って、自我の感覚さえも失うこと、誰しも経験したことがあるんじゃないでしょうか。

例えば私の場合、学生時代の受験勉強で、すっかり内容に入り込んで、カセットテープでかけてた音楽が止まっているのも気が付かないほど集中していたことがありました。

よく間違うのは、一生懸命やった結果「うまくいったこと」が幸せと思い込んでいる人がいますが、それはたぶん違うと思います。
上手くいくことも大事ですが、少なくともそこに至る過程で、人は独特の恍惚感を感じているはずです。

こう言う状況を、生涯にわたって幸せについて研究しつづけた、心理学者ミハイ・チクセントミハイ氏は、「フロー状態」と名付けました。

 

 

そして、チクセントミハイ氏はそういったフロー状態に入る方法も、ある程度明らかにしています。
非常にシンプルにお話しすると、高いスキルを持って、高めの挑戦をすることです。
さらにいうと、高いスキルを獲得するには、練習が必要ですし、
高めの挑戦をするには、いつもと違うことをやっていく必要があります。

恐らくこれが、最近よく言われる「ワクワクすることをやりなさい」という事じゃないでしょうか。
私なりに解釈すると、ワクワクするところにはチャレンジがあって、チャレンジするとフロー状態がある、そしてフロー状態は幸せにつながっている。
その結果が成功するかどうかは実はあんまり関係なくて、一生懸命やっている、という状態に価値があるんじゃないかと思うのです。

もうこの時点で私たちは幸せで、充実感がある状態なんじゃないかと思います。
成し遂げられなかったことがあれば、それが残念か?といえば、実は意外とそうでもなくって、やり切った感があるだけで十分なんです。

 

では、今のちょっとどんよりした状態から、そんな充実したところへ踏み出すには何から始める必要があるのでしょうか。
いきなり、「一生懸命になれることを探しなさい」と言われても、たぶん、何をやっていいかわからないと思います。
「ワクワクすることをやりなさい」というのも、ちょっとピンとこないとしたら、
「とにかく、いつもやっていない選択をしよう」という事をお勧めしたいと思います。

たとえば、親と会社のことでけんかしたとしましょう。
いつもならどうすれば、俺のいう事を聞かせられるだろうか?と考えるとしたら、今回だけは、「親の主張を取り入れるとしたらどうすればいいだろうか?」と考えてみる。
一つ一つの小さな体験を変化させていくことで、自分自身の体験は数週間もすれば大きく変わってきます。
そうすると、今まで出会わなかったことと出合う機会が出てきます。
そしてそんな機会が訪れたとき、いつもならしり込みして「やってみる」という決断ができなかったのなら、勇気を出して「やってみようか」という選択をしてみる。
そういった変化は、幸せへ一歩近づく行動です。

 

後継者にとって、幸せとか、生き方とかいうところに、会社や親との関係やお金という外的な要因を紐づけて考えがちです。
一旦そこから離れて、まずは自分にとって一生懸命になれることが何かを知ることができると、他の事の改善はかなり簡単になりそうな気がするのですがいかがでしょうか。

 

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