後継者

やりたいことが見つからない後継者が事業承継で幸せになる方法

セミナーやワークショップで、親の会社を事業承継する後継者にこんな質問をすることがあります。
「あなたが、本当にやりたいことは何ですか?」
だいたい、この質問には頭を抱えがちなのが、事業承継中の後継者。
なぜかというと、多くの人は自分を発揮するより、親の意向を汲んだ人生を歩むことに力点を置いているから。
無意識のうちに、自分を抑え込むクセを持ってしまってるんですね。

そういった後継者が、幸せな人生を送るためには、どんなことができるのでしょうか?

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やりたいこと探しの根幹にあるもの

「使命」があればやり遂げられる!?

多くの人が「自分探し」の迷路にハマるキッカケは、「やりたいことがハッキリしない」というところにあるのではないかと思います。
じゃあ、なぜやりたいことが必要なのか、というと、人生や物ごとにもっとモチベーションを持って取り組みたいという思いがあるのではないかと思います。
私などはまさにそのタイプで、「自分の使命が明確になれば、生涯、活き活きとした人生を送れる」と感じて、長い事「自分の使命」を探していたように思います。
このブログの初期のころは、「使命が大事」なんてことをけっこう書いてた気もします。

ただ、最近はすこし違った考え方を持っています。

まず、モチベーションというのは、モチベーションがあるから動けると思っていましたが、基本は、動くからモチベーションが湧いてくるように人間は出来ているようです。
とにもかくにも始めてみなければ、モチベーションなんてわきません。
それはそれとして、そもそもモチベーションはうつろいやすいもの。
それを重視することそのものが間違いかも知れない、と最近は考えています。

とにかく何でもひとまずやってみる。
頭の中に否定的な言葉が出てくる前に、YESと言ってみる、というのが案外大事なんではないかと思うのです。

「やりたいこと」が見つかれば上手くいくのか?

さて、私は「やりたいこと」「使命」が見つかれば、すべて前に進むと思っていました。
ただ、よく観察してみると、やりたい事や使命が明確なのに、苦しい人は沢山見かけます。
それがうまくいくのか行かないのかは、判断に時間が必要ですが、必ずしも楽しそう、幸せそうな人ばかりではないように感じます。
つまり、私は「やりたいこと」や「使命」さえ見つかれば、そこに夢中になれると信じていたわけですが、案外そうでもないのかもしれない、というのが最近の考え方。
むしろ、「やりたいこと」「使命」を延々と探し続けることで、現実逃避をしているのかもしれない、とある時思ったのです。

やりたいことを探して、世界中を旅したりして、見つかる人ももちろんいると思います。
けど、それは「世界中を旅する」というそこそこ大きな決心を行動に移したから、見つかったのかもしれません。
思いきれない多くの人は、どこまで行ってもやりたい事なんて見つからないのではないでしょうか。

やりたい事なんて・・・

無理に「やりたいこと」と思い込もうとした結果…

自己啓発書などで見かけるのは、今目の前の仕事を「天職と思え」という話があります。
それを読んで、よし、そうするぞ!と思える人も一部いるかもしれません。その人はそこできっとこの問題、解決します。
けど大半はそうは思えないでしょう。

そしてやっぱりだめなんだ、と自己嫌悪に陥ってしまう。
どこまでも自分はダメなんだな、と絶望感を感じてしまう。

もうここまでくれば、筋金入りの「やりたいことが分からない人」です。
そうとう固い殻で心がつつまれているのかもしれませんね。
それだけ繊細であったり、それだけつらい経験をされてきた結果じゃないかと思います。
じゃあそういう場合どうすればいいのでしょうか。

「やりたいこと」がなくても生きていける

「やりたいこと」があるということは、ゴールがあるという事です。
なんとなくゴールがあると、力の入れ具合やペース配分なんかができやすい。
そして、ゴールって達成感がありますよね。

この「達成感の魔力」にわたしたちは陥りがちなんですが、達成に左右されず目の前のことを楽しんでやる、という事ができるはずなんです。
実は達成感は諸刃の剣で、これを一度味わうと何度も味わいたくなるから、次々と目標を上げていかなければなりません。
その過程がとても苦しくなって、自分で自分の首を絞めて、結果として「自分は何をやってたんだろう?」と黄昏る方が最近多い。
むしろ、今の瞬間瞬間を楽しめる選択を重ねるほうが、実はトータルの幸せ感は高いように思います。
私は50歳を過ぎたあたりからそういったった考えに振り始めて、今、毎日をそこそこ楽しんでいるように思います。
特別やり遂げたいことがあるわけではないですが、日々目の前に来る選択肢を「面白そうな方を選ぶ」とすればそれなりに充実します。
そして、ゴールはないから、いつでも終われるしいつでも完成形。

ちょっと言葉で表現するのが難しいですが、そんな心境だったりします。
逆にムリに「やりとげたいこと」を設定するより、幸せを感じていたりします。

最終的にはどっちを選ぶかはその人次第ですが、やりたいこと、やり遂げたいことに固執しない生き方、というのもあるんだな、という事を意識して見られてはいかがでしょうか。

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