有能な後継者というのは、たいていとてもバランス感覚に優れています。
一方、先代、特に創業者の場合は、ある意味偏った考え方をする方も多い。
それぐらいの個性がないと起業なんてできないからです。
そういった双方のギャップに後継者が頭を悩ませることも多いようです。
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ある後継者は、先代を評してこんな風に言います。
カネの亡者だ、と。
創業者・先代社長に多いのは、お客様にNOと言わない、という人。
また、完全にお客様の要望を満たせない可能性があっても、「任せてください」という人。
あるいは、ルールやコンプライアンスより、今目の前の売上を優先する人。
こういう傾向があるんじゃないでしょうか。
以前こんなことがありました。
社員が、1年に3回も営業車で事故を起こしました。
後継者はさすがに「何かしらの処分を」と考えたのですが、先代は、「営業成績が優秀なこの社員をたかが自動車事故で動きを制約してはいけない」と言います。
普通に考えて、これが大事故に繋がれば、大問題です。
けど、先代は、そんな事よりも売り上げが大事。
純情な後継者だと、もうそれだけで親に対する強い反対感情が起こるかもしれません。
ガッカリしてしまうのです。
そして、自分はそんな風にならないぞ、という決心をしたりします。
親と後継者は離れることができないので、それをずっと見続けます。
するとどんどんそういった感情は強くなり、親子の確執の一員にもなり得る考えの不一致です。
こういった価値観の不一致をどうすればいいのでしょうか。
私は若いころ、それをずっと我慢し、自分の代になればなんとか整理したい、と思っていました。
しかし、整理するのも大変で、先代のやっていることは大体お客様の表面的な利便性には寄与しています。
だからお客様からも抵抗を受けがち。
まさに後継者が孤独に陥る一つの側面と言えるかもしれません。
そうやって後継者は、親の会社を辞めたいと思い始めます。
こういったことにどう対処すればいいのか、といえば、まずは後継者が先代の考えをいったん受け入れる必要があります。
いくら後継者が親を説得しても、親は長年当たり前にやってきたことなので、変えることができないからです。
変えられないものなら、まずは受け入れて、「そういう考えなんだな」という状況をある意味容認します。
そうして一歩譲った状態を作ると、逆に先代は後継者に聞く耳を持ち始めます。
その時に、できることから改善していく、というのが現実的な対処ではないかと思います。
もちろん、イマドキのコンプライアンス問題は待ったなしの部分もあろうかとは思います。
全部をごっそり変えたい気持ちはやまやまでしょうが、たいていはうまくいきません。
ならば、一つ一つ積み上げるしかないのではないでしょうか。
現実的な対処を重ねていきましょう。
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