後継者よ、どこへ行く?

社内で悪戦苦闘していたとき、ふっと我に返ったことがあります。
そもそも、自分はどこへ向かっているんだろう?と。

当時の私は、目の前の問題をつぶすことばかり考えていました。
しかし、その問題が仮になくなったとして、何を目指しているんだろう?と。

——————————————

■後継者向けセミナー開催日程はこちら

 

 

■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック

 

社員の反乱や、
親との確執。
経営や将来に対する不安や、
今の自分への不満。

そんなものにもみくちゃになってた時、
とにかくそういった問題に対処しようと必死でした。

汗まみれ、泥まみれ、ストレスまみれになって、
次々出てくる問題へのもぐら叩きを続けていたある日、
ふっと我に返った瞬間、こんな風に思いました。

「自分はどこに向かっているんだろう?」と。

 

目的地を設定しないナビは、機能しません。
渋滞情報は見ることができるかもしれませんが、
ただその渋滞を避けて道を進む。
で、その結果、どこに着くんでしょうね。

たぶん、通りやすい道をぐるぐる回るだけ。
そこに何か達成感とか、
やり遂げた感とか、
あるんでしょうか。

 

当時の私は、渋滞を避ける・・・
つまり、通りやすい道を探すことが目的になっていました。
これは私がよく言う、「問題に力を与えている状態」なんじゃないかと思います。

私たちはどうしても、目の前の問題を「取り除く」ことに優先順位を置きがちです。
しかし、ナビの話でいうと、目的地を登録すれば、絶対に避けられない渋滞はあるものです。

目的地があるから、渋滞に突っ込む踏ん切りがつくわけです。
できるだけ避けたいものではあるけど、避けられないならそれを超えるしかない。
その覚悟を持つから、目的地に到達できるんだと思います。

 

まあ、日頃の運転でそこまで考える人は少ないでしょうけど、
親の会社を継ぐというのもおんなじじゃないでしょうか。
目的地があれば、通りにくい道でも通るしかない。
道路の渋滞と違うところは、難しい道を乗り越えれば、後継者はワンランクアップできるということです。
渋滞という困りごとは、過去の問題になってしまうわけです。

じゃあ、目的地はどこ?ということです。
それを折り入って考えることは少ないので、手っ取り早く売り上げを上げたいとか、
社員を増やしたいとか、拠点を全国に置きたいとか、
そんな誰でもいいそうなことを真似して口にしがちです。

誰でも言えることをコピーする前に、ちょっとだけ考えてみて下さい。
考えることなく誰かの言葉を借りてくるから、自分の本心がわからなくなります。
本当は自分は、何がやりたいのか。
本当は自分は、後継者という立場を活用して何を成し遂げたいのか。
本当は自分は、どんな人生を味わいたいのか。

 

社内で親の代わりの役割をやり遂げたい、っていう人もいるかもしれません。
そんな仮説を立てたなら、ちょっとイメージしてみましょう。
100年後、家族や子孫があなたのことを語るとき、
「この人は、親の代わりをやり遂げた人生を送ったひとです」
と語ってる様子をイメージして「サイコー!」と思えるなら、それが正しいのかもしれません。
そうでないなら、違う目的地を実は持っているのかもしれません。

まあ、ここは人それぞれ。
誰かに聞いても答えが出るものでもないでしょう。
ぜひ、頭の片隅で意識してみてはいかがでしょうか。
バチっと合致する「目的地」が明確になれば、きっと今の困難は、その目的地に近づくための必然からやってきてるのかもしれません。

——————————————

■後継者向けセミナー開催日程はこちら

 

 

■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック

関連記事

  1. 後継者・二代目経営者が自分の立場を呪う5つの理由

  2. 親子の対立を解くために必要なもの

  3. 親の態度が後継者にとって腹立たしい理由

  4. 同族経営の後継者は、親の〇〇をコピーすればいい!?

  5. 違和感・葛藤を楽しむことで後継者・二代目経営者は成長する

  6. ピンチはチャンスは本当か?

  7. 後継者は、考える事をやめてはいけない。

  8. 後継者・跡継ぎはバカになろう