後継者

大阪北部地震の中で感じたこと

大阪北部で地震がありました。
私の事務所は、豊中市ですので震度5強ということです。

実は私は阪神淡路大震災も同じ豊中で経験しています。
その時と今回、感じたことを少し記しておきたいと思います。
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朝、会社についてしばらくすると揺れが始まりました。
次第に揺れは大きくなり、パソコンは机から落下。
とりあえず目の前のものを抑えるだけで、精いっぱいでした。
立っていたらかなり不安定だったかもしれません。

感覚としては、私に関して言えば、じつは阪神淡路大震災の「震度4」のほうが圧倒的に大変でした。
あの時はもううちの中はめちゃくちゃ。
会社に向かう道路は、大きな橋が封鎖れて大渋滞。
一部の陸橋は、道の真ん中が大きく陥没していたり。
まるで映画のワンシーンを見ているかのようでした。

 

 

そろそろ本題に入りましょう。
私が阪神淡路大震災で感じたことと、現在で決定的に違うことが「自分は結構いろんなことを気にしなければならない立場になったんだな・・・」ということです。

阪神淡路大震災を経験した時、私は独身でした。
実家暮らしだったので、親が家を見て、私が会社に行くという感じ。
日頃、朝一に車で行けば30分ほどで会社に到着する道のりに、5~6時間かかって出社したのを覚えています。
実家と会社だけを心配すればいいわけです。

じゃあ今はどうかというと、妻がいて、娘がいる。
実家は別だし、日本のあちこちに友人がいる。
会社には社員がいるし、彼らの安否確認、会社のこれからの運営。
まあいろんなことがあるわけです。

とりいそぎ、はじめのいのちの危機を脱したら、そういった人たちとのやり取りがあって、会社の営業の再開も考えていかなければなりません。
今回の地震は幸いにしてそこまでの状況ではありませんが、やはりそういった危機に瀕した時、いろんなことが頭に浮かびます。
独身で平社員のときは、自分のプライベートなことと、せいぜい会社の実務レベルのことぐらいが心配事です。
けど経営陣に近い立場になると、家族、友人から、社員とその家族、そして顧客や会社、いろんなことを考える必要が出てきます。

じつは阪神淡路大震災のとき、ちょっと思ったことがあります。
あの時、「ああ、自分はまだ経営者じゃなくてよかった」なんて。
だって重すぎますよ、こういう非常事態は。

 

けど、重いと思ったから、わずかながらでも対策をしていたし、何かしらの脳内シミュレーションもしてました。
完ぺきではないけど、少なくともあの時よりかはマシです。
ただ経営者になって(経営者だからというわけではないけど)いろんなところから気にかけていただけるというのは頼もしい気持ちにもなります。

後継者倶楽部というコミュニティを立ち上げました。
その目的は、こういったときに助け合える全国の友人を持てたらいいな、という希望もありました。
それは、たとえば、東日本大震災のとき、いろんな支援があったと思うのですが、個別につながった縁というのはけっこう頼もしかったんじゃないかと思ったからです。
それを今まさに実感していまして、全国からSNSやメールを通じてお声をかけていただける。
これはすごく安心感につながります。

実際は私の状況はそこまでひどい状態ではないのですが、ああ、困った時には頼れる人がいるんだな、と感じられるだけで踏ん張れる部分はあるんじゃないかな、と思うのです。
経営者であることは心細くもあり、ある意味孤独でもあるでしょう。
そんな時に、もたれあうのはどうかと思いますが、支えあえる人たちとの関係性というのはとても大事じゃないかと思っています。

もしよければ、入会に関してご検討いただけると嬉しいです。

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