親子の事業承継における後継者の悩みの一つに、「やりたいことが分からない」というのがあります。
そこにはそうなる背景があるのですが、その話はひとまず置いておいて…
何がやりたいかはわからないけど、親の事業について、今後どう展開していくかを考えるときのヒントを考えてみましょう。
参考記事
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まずは、たまたまあったお話しをご紹介します。
ある保険会社が、今後のスマホアプリの戦略について検討しているそうです。
そして、ある友人がそのプロジェクトの1人として本社のチームに加わっています。
彼からこんな質問がありました。
「5年後に自社のアプリを少なくとも週に一回はみる顧客が1千万人いる」
というゴールに即したアプリ開発をしたい、というテーマで社内で議論しているが、どんなことを考えればいいだろうか?
そんな質問です。
皆さんはどう考えますか?
その人ももちろん、いろんなアイデアを考えました。
スマホアプリを使って、こんなことができればいいな。
スマホアプリがこんな風に使えるといいな。
スマホアプリが、こんな進化を遂げるといいな。
ところで、こんな逸話があります。
「もし、あなたが死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、どんなことをしますか?」
そう問われたアインシュタインはこう答えたそうです。
「最初の55分は、適切な質問を探すのに費やすだろう」
言い回しに諸説あったり、そもそもアインシュタインの言葉ではない、という話もありますが、それは一旦脇に置いておきましょう。
大事なのは、質問というのはそれだけ大事である、という事を伝えたいのがこの逸話です。
さて、もう一度スマホアプリの話に戻りましょう。
前述の話では、全て主語がスマホアプリです。
つまり、スマホアプリができることを一生懸命考えています。
こういった思考でスタートした商品開発って、実はおかしな方向に行きやすい。
なぜかというと、顧客不在の考え方だからです。
ニーズを調査することなく、「スマホアプリ」という手段のことばかり考えている発想法です。
その時に考えたいのは、
「今、社会における困りごとは何か?」
という発想。
そしてその困りごとをスマホアプリで解決するとどんな方法があるのか?
という事で、スマホアプリと関連付けていけばいいのです。
主語は、社会であり、顧客なので、ぶれることがありません。
また、スマホアプリが起点ではないので、従来のアプリの既成概念を跳躍することが可能になります。
さて、前置きが長くなりましたが、後継者が事業承継に際して、会社の方向性を考えるとき、やりたいことがあるならそれを優先すればいいと思います。
しかし、そういう物がない時に、今顧客は何に困っているのか?
そしてその困りごとに、自分達の会社が培った技術や歴史やリソースで、どんな役に立てるのか?
という事を考えると、ビジネスの方向性が定まりやすいのではないでしょうか。
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