好きを仕事にしたいと言って親の会社を辞めたけど上手くいかなかった後継者

正直なところ、私の知っている中でも親の会社を継ぐために入社したものの、途中で会社を去る人は一定数いらっしゃいます。
そういった決断をした結果、すごく自分に合った仕事を見つけて幸せそうにしている人もいれば、
そうでない人もいます。
そうでない人のうちある方は、「好きを仕事にしたい」と親の会社を辞めた方でした。

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今の風潮として、「好きを仕事に」という流れがあります。
そんな流れの中で、やっぱり後継者の方もこんなことをおっしゃる方が一定数いらっしゃいます。
親の会社の仕事がどうしても好きになれない、と。

さて、この「好きになれない」というのはどういう事でしょうか。
たぶん人によって質感は随分違うと思います。
ある人は、好きになれないというよりも、「得意ではない」という考えがその中にあるような気がします。
うまくできないから好きになれないというパターンです。

この思いでやめる方は、傾向としてあまりいい結果に落ち着かないケースが多いような気がします。
なぜなら、向かうべき方向性を見失っていて、嫌なことから目を背けようとする傾向が見えるからです。
そもそも「好きな事」があるならば、親の会社を継ぐという世論に流されずその道を選んでいるはずです。
にもかかわらず、流れるように親の会社に就職したとしたら、その好きな事の位置づけはせいぜいそんなものなのでしょう。
というより、自分の進路を自分ではない何かにゆだねている、という前提があるような気がします。
自分で決めきれず現状があるとしたら、そこでいう好きなことというのはもしかしたら、目の前の辛いことを避ける方便なのかもしれません。
そういった形で物事を決めると、新しい道でもやはり苦難に出会うとそこで停滞してしまう可能性が高いようです。
結果として、転職グセがついて今一つ落ち着かないようです。

親の会社を辞めたいと訴える後継者は、思いのほか多いのが現実です。
すました顔でいかにも後継者として立派にやってますよ、といった風の人でも内心では結構つらい重圧に耐えている人が多いのです。
ですから、親の会社を辞めたいと感じることを恥じることは一切ありません。
ただ、その理由をそれなりに直視したほうがその後の人生には良い影響があるんじゃないかと思います。

つらい現状とか、自分の至らなさを、「好きなことをやりたいから」という風にすり替えて動くと、たぶんどこかでうまく行かなくなります。
だから、つらいからやめたい自分がいるとか、自分は十分な力量がないからやめたいとか、真正面から辞めたい理由をとらえることが大事だと思います。
そのうえで、やっぱり本当にやめるのか、そうでないかを判断してほしいと思います。
そうすることで、本当の決断を下すことができるのではないでしょうか。

見たくない部分も、見る努力をしてみると違う結論が導かれる可能性もあるんじゃないかと思います。

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