会社を休むことへの罪悪感 ~跡継ぎ・後継者・二代目社長の親子関係

事業承継で、親の会社、家業を継ごうとしている跡継ぎ・後継者・二代目社長の方にお尋ねします。
普通に、みんなが働いているとき、会社を休むことはできますか?

もちろん、毎日仕事が楽しいから休みたくない!というなら無理に休めという訳ではありません。そういう方は今回のブログはあまり価値がないと思いますので飛ばしてください。
本当は休めたらいいのに、と思う時に休めないなぁ…と葛藤される方への問いかけになります。
今時、一般の従業員さんの有給休暇の消化率とかはそこそこ重要視されていると思いますが、跡継ぎ・後継者・二代目社長はなかなか休むことができません。それは仕事が忙しいから、というならまだわかりますが必ずしもそうでなくとも休める空気がないという感じではないでしょうか。

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少し私の話をさせてください。
私は子どものころ、ほとんど学校を休んだ記憶がありません。
両親は昭和の田舎の育ちですから、多少の体調不良があっても学校へは行くべき、という考え方を持っていたように私には見えましたし、事実、発熱などの体調不良をおして学校に行くと褒められたような気がします。そんな感じでしたから、朝おきて熱っぽくても、学校を休みたいというのはなかなか言い出しにくかったように記憶しています。
学校を休むということそのものに、強い罪悪感を感じたのです。

これは学生時代のアルバイトでも、事業承継のために家業についたときも同様でした。とにかく仕事を休むということには強い罪悪感を感じます。だから、そんな思いをするよりかは、熱が40度あっても会社に行く、というのが私なりの正義でした。(イマドキこれをやると、とんでもない話ですが……)

世の中には割と気軽に学校を休んだり、会社を休む人もいると思いますが、そういう人がある意味うらやましくも感じました。
自分ん子供の運動会や、参観日も、会社を休むことは基本なし。本来はそういう場には自分はいけないもの、という思いがありましたが家内が言う「みんなお父さんが来てるのになんでうちだけ?」との主張との板挟み。実はあらためて考えてみると、会社を休んで子供の様子を見ることは親である先代は拒否したことは一度もないのですが、その親は私の運動会より仕事を優先させていたという記憶があるので、そこにあわさなければならない、と思い込んでいたような気がします。

会社を休めなかったのは、誰のせいでもなくって、自分が親のマネをしただけ、という妙なオチでした。

 

それから何年たっても、やっぱり私は会社を休むことに罪悪感を感じます。
これは一つは、親がやっていたことをなぞろうとしているということ。何よりも仕事優先という親の考え方をコピーしようとしているというのが理由の一つだと思います。
そしてもう一つは、会社に十分貢献できていないという劣等感からではないかと思います。
もっともっとちゃんとできなければならないのに、自分は未熟。
だから、会社に対して、先代に対して、堂々と「休みます」と言えないのです。
「甘えてる」と親に思われるのかな、とか、「十分な仕事もできないのに休んでいる」と従業員さんから見られるのかな、とか、そんな恐怖心から休みをとれなかったように思います。実際に休みを取った際でも、どこか落ち着かない。ずっと会社に心をおいてきているような気がしてスッキリしないのです。

辛うじて、会社が休みになっているときは、自分も何も考えることもなく休むことができるので、ホッとする瞬間です。

 

一つは、親のコピーをしようとする気持ち、
一つは、自分の自信のなさからくる劣等感。

これは、冷静に考えたとき、「休まない」から何とかなるようなものでもないと思います。
もちろん、休みまくり、サボりまくり、遊びまくっていたら、劣等感は増長されると思いますが、一日や二日休んだところで本当は大して何も変わりません。だから、本当にしんどい時は、別に意味なく会社を休むくらいの気持ちの切り替えができるほうがきっといいのではないかと思います。だから、たまにでいいので、会社を休んでみてはいかがでしょうか。ちょっとドキドキするというか、気持ち的に落ち着かないことも多いと思うのですが、「当たり前のことをしているだけ」と自分を説得してみてください。

そうやって、自分で自分を責めることから抜け出す練習をするというのが結構大事なんじゃないかな、と思うのです。
後継者だって休んでいいし、仕事が嫌になる時もあります。
それを一旦仕事から距離を置くことでリセットし、また明日には気持ちを新たにやり直せばいいと思うのです。頻繁過ぎない自由時間は、きっとパフォーマンスを挙げることになるんじゃないかと思います。

そして不思議なことに、人は限界に近づくと、体調不良等の病気という形で自分を動けなくすることがあります。大病をしたり、なかなか治らない病気を抱えるというのは、そういった病気がいったん立ちどまる事を勧めるサインであることが多いように思います。そういった自分の身体からの情報も大事に扱っていただきたいと思います。

 

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