後継者

事業承継で後継者が進む道を迷った時に考えたいこと

事業承継で親の会社を継ぐことになる跡継ぎとして働く私たちは、ときに自分がどこへ進んでいけばいいのかを迷ってしまうことがあるのではないでしょうか。今やっていることが正しいのか。今のまま頑張れば自分はいずれ幸せに満たされることはあるのだろうか。そんな思いにさいなまれることはないでしょうか。

そんな時には、「アイスバーグ理論」を学ぶと、今必要なものが何かに気づくことができるかもしれません。

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ガリバーの急成長の立役者といわれる、吉田行宏氏の著書に『成長マインドセットー心のブレーキの外し方 』という本があります。この中で初めに説明されるのが、アイスバーグ理論というものです。

簡単にご説明しますと、アイスバーグというのは氷山です。
「氷山の一角」という表現がありますが、まさに表に現れて見える部分というのは全体の一部でしかありません。吉田氏は人の営みの中での「成果」といった目に見えるものが氷山の一角である、と説いています。

『成長マインドセット』吉田行宏 より

図を見ていただくとわかるとおり、ある成果を生み出すにあたって、まずは想いがあります。たとえば、自分は〇〇のためにこの仕事をやっているということです。そしてこの想いが人を突き動かし、振る舞いや習慣、行動を生み出します。習慣は人の能力やスキルをたかめ、その結果が成果として現れるという考え方です。

これは事業承継における後継者に限った話ではないのですが、人はとかく、能力・スキルについてばかり気に病んでしまいがちです。事業承継における後継者の悩みでよく耳にするのは、「自信がない」という言葉ですが、これは能力・スキルに追うところが大きいと思います。そこを起点にして私たちは、一生懸命勉強をするわけです。それが行動ですね。けどその努力、どこまで言ってもなかなか心の平安というか、安心を産んでくれないのではないでしょうか。

これはおそらく、その努力が向かうべき方向を設定できていないからじゃないかと思うのです。つまり、この図でいうところの想いが定まっていないのです。自分のありたい姿が明確に描けていれば、そこに近づくことで喜びを見出すことができると思います。しかし、そこがあいまいというか、いわば人任せなんじゃないかと思います。なぜ人任せというかというと、その想いは自分ではなく、先代である親の意向にあるからじゃないかと思うのです。自分が行きたい未来ではなく、親が求める未来を生きようとしているから、どこまで言っても満足できない状況があるのではないかと思うのです。

日とは何かをするときには不安はつきものです。しかし、想いがあるから不安があってもそこに突き進むことができるのですが、想いがないとそれは難しい。親子での事業承継というのはたいていの場合、自分の意志とは関係なく「そうすべきもの」というながれの中で跡継ぎとして会社に入るケースが多いと思います。普通行動は想いが先にあるわけですが、ここに関しては想いを明確にしないまま後継者として家業につくことが多いのが、後継者にとって乗り越えがたい不安の一因となっているのかもしれません。

少し順序が入れ替わっているかもしれませんが、今からでも、その想いを自分なりに考える時間をとってみてはいかがでしょうか。

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