理解し得ない先代(親)の言い分を徹底的に聞いてみる

親子経営において、親子関係がこじれたとき、私は直接的な話し合いをあまりお勧めしていません。なぜならばお互い感情的になりすぎて、話し合いにならないばかりか、余計に関係をこじらせてしまうからです。そもそも親子の仲が今一つ良くないのは、お互いの拒絶反応です。その拒絶の本質をつかむことなく対峙してしまうとどうしても衝突せざるを得ません。相手をねじ伏せなければ、という思いが強くなるからです。しかし、話し合いも、「相手の話を聞くだけ」ということに注力する前提ならありだと思います。

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拙著にも書きましたが、コミュニケーションの最も大事な部分というのが、「相手の話を聞く」ということです。しかし残念ながらこれを上手にできる人は意外といません。もちろん私も半人前です。特に親子関係、これが経営にまつわる話だったりするとなおさらで、そこで行われる話し合いは、話し合いというよりもむしろ「説得」といったほうが近いかもしれません。説得ということはすなわち、相手を自分の考えのなかにからめとるということです。これでは相手も、得体のしれない拒絶反応を起こしてしまうのも理解できるのではないでしょうか。

少し前のことになりますが、私はある機会に父である会長を呼び出し、話を聞くことにしました。考えを聞き体的なストレートな話をするのが照れ臭かったり自分の中での拒絶反応があったので、「ホームページを改変するので、インタビューさせてほしい」という体で一対一でお話しさせてもらいました。はじめのうちは素直に対応していましたが、やはり質問が本質的な部分に触れ始めるとちょっとイライラしているというか、そわそわしている風な感じを受けました。私はその意図はなかったのですが、親にしてみればなにかしら責められるような危険を感じたようです。そうなるともう紋切口調的な受けごたえになって、十分な話を聞けなかったことを覚えています。私自身も知らず知らずのうちに、質問の仕方の中で親に対する批判的な態度が表れていたかも、と後から考えれば反省するばかりです。

なんにせよ、人の話を聞くというのは意外と難しいことで、聞く側の態度一つで、相手は馬鹿にされたとか、否定されたととらえられることもあります。まさに全身全霊を傾けて聞かねばならないわけですが、それをするのはかなり意識しないとできないのだと思います。

しかし、人はだれしも自分をわかってほしい、という思いを必ず持っています。話を聞くというのはまさにその欲求を満たすものになります。だから横やりを入れたり、上げ足を取らず、途中で遮ることなく興味を持って話を聞くことが大事じゃないかと思います。

おそらく、私たち後継者・二代目社長は、先代である親のいうことを100%賛成するわけにはいかないシーンもあると思います。だからバトルして、自分の考えを認めさせようと必死になります。その結果が親子バトルで、これは結構根深い問題に発展することも少なくありません。つまり、直接的に親の考えを変えさせようという行為は、近道に見えて案外そうでもないことが多いのだと思います。ちょっと回り道的ではあるのだけど、まずは相手の考えをしっかり受け止め、関係性がしっかりと出来上がったうえで自分の主張を言葉にする、ということが大事なのではないかと思います。人間関係においては、北風と太陽戦略が肝なのではないでしょうか。

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