自責か?他責か? 後継者倶楽部オンライン飲み会にて

昨日は、主宰するコミュニティ、後継者倶楽部のオンライン飲み会でした。
ここに集まる方は、後継者・二代目社長であったりする立場の人が、その立場の中で苦しんている(多くは親との関係)なか、書籍やブログ、YouTubeの動画などで私や後継者倶楽部の存在をしってクラブに入会してくださった方。
共通点は、後継者・二代目社長特有の悩み。
まあたまにはわかる人同士、日頃のうっぷんを晴らしましょうよ、とばかりにオンライン上に集まっていただきました。
日頃の毒を吐くばかりかと思いきや……

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親子経営の環境は一瞬にして変えられる!?

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

解釈を変える

後継者・二代目社長となると、どうしても親である先代経営者の干渉など、精神的ストレスを抱えることが多いと思います。
具体的には、何かをするたびに反対・批判されたり、場合によっては人格否定のような言葉をぶつけられたり。
この軋轢は、後継者・二代目社長が頑張って行動すればするほどきつくなる傾向があります。
これを避けるには、何もしない。つまり、後継者・二代目経営者の役割を全うしようとせず、普通の平社員のように振る舞うことになってしまいがちです。とはいえ、大人しくすればしたで、「頼りない」と責められることもあるのでなかなかに大変です。

そういった現実的な「状況」を変えるため、一生懸命親である先代経営者に働きかけを行うこともあるのですが、たいていうまくいきません。むしろ、そうやって親を変えようとすればするほど、人間関係はややこしくなっていきます。そんな中、ある後継者の方は、そういった現実の解釈を変えることで随分と気が軽くなったと言います。

後継者・二代目敬社長というのは、けっこうまじめな人が多いです。
まじめゆえ、あれも、これも、何とかしなきゃならないという事で問題を抱え込みがちになります。
しかし一方で、抱えた問題がオーバーフロー状態になると、心のどこかで他人や環境の問題に無意識のうちに転嫁してしまいがちです。
終局のところ、「親が商売をやってる人だったばっかりに、自分はこんな苦労をしなければならない」と、他責の思いが心にもたげ、もうこうなるとどんどんメンタルは苦しくなる一方。
一番きつい状態にハマってる後継者・二代目経営者はそういう心の状態になっていることが多いのですが、これを「自分の人生なのだから自分で責任を持とう」という思いに転換するだけで一気に見え方が変わります。
そんな目覚めを経験した後継者の方もいらっしゃいました。

状況を変える

一方で、自分の置かれた状況を見事変えられた方もいらっしゃいます。社内の忘れられたような部署を再建するというプロジェクトを始動させたのです。少し本部の仕事との距離感がある中、いわば社内起業のような形で一つの事業部をV字回復させるということに燃えている方もいます。
以前にも書きましたが、星野リゾートの星野佳路さんがよくお話しされるのは、創業者の実子より娘婿が会社を継いだ方が会社の業績が良くなるというお話。これは、実の親子とは違い双方に一定程度の遠慮があるから、後継者が力を発揮しやすいというのです。親子である以上それをやめることはできませんが、それに近い状態というか、ちょっと親子の関係を物理的にとることで自分の働きやすい環境を得た好例ではないかと思います。

自分の能力を発揮しやすい環境をどう作っていくか、という事も後継者・二代目経営者にとっては一つのテーマといえるかもしれません。

その過程でたとえば、交渉力やプレゼン能力などがけっこう重要視されてくると思います。また、相手(この場合は親である先代)を理解し、その相手がYESといいやすい方法を考える必要があります。これをちょっとしたパズルというか、謎解きゲーム的に考えていくのは、ある意味一つの楽しみといえるかもしれません。

親子が逆転していることも・・・

子供のまま大人になった創業者

ある事例では、なんとなくですが、ちょっと子供っぽい創業社長をイメージさせる親を持つ方もいらっしゃいました。
もちろん仕事においては、しっかりとここまで会社を作り上げてきた人ですが、どこかに子供っぽさがある。
一方で後継者・二代目社長は、長男・長女という事も多く、こういう立場の人は「早くしっかりしなさい」と育てられていることが多いと思います。
特に兄弟がいると、第一子は早く大人になって、弟や妹の世話をするように育てられます。
そうして大人な側面を身につけた後継者・二代目社長に対し、親である創業者はどこか子供っぽい無邪気さというか、論理的な思考というよりも感情優位で動くケースが多いように思います。

後継者・二代目社長は、親である先代が大人である前提でその言葉や行動を受け止めますが、場合によってはそれを「永遠の子ども」という視点で見てみるとスッキリ理解できることもあるようです。
そういった場合は、相手を大人としてというより、子供として解釈をしていくとしっくりくることがあったりもするようです。

自分の問題か?相手の問題か?

また、創業社長は性格としてかなりトゲを持っている人もいらっしゃいます。それは時として身近な人を攻撃することになるのですが、その攻撃に悪意はないことも意外とあるものです。言うだけ言えばケロッとしてる人、結構いらっしゃると思います。けど受け取るほうはたまったものではありません。顔を見れば文句を言われる、という状況では、なかなかに疲弊してきます。

しかし、何かを言われて、苦痛を感じるのは実は、苦痛を感じる側の問題なんですね。
完全に主観で考えると、文句を言う人は文句を言うことでストレスを発散してハッピーなわけです。
だから、文句を言われている人が「かんべんしてくれ」といったところで、気分の良くなることをやめるのは難しい。
一方で、文句を言われてしんどいと思っているのは、自分なわけです。
この問題の一番シンプルな解決策は、「親の小言を気にしない自分になる」という事になります。
たいてい言われて不快なことは、自分でも無意識化で認めている自分の痛いポイントであることが多いと思います。
その痛みを感じない自分になる必要があるのだと思うのですが、ここがまさに今回のタイトルの言う、自責か、他責か、という話です。

他責にしているといつまでたっても苦しみは去ることはありませんから、自責で考えたときに何ができるかを考えていくとここから抜け出すヒントが見えるのかもしれません。

結論:僕らはけっこうレアな経験をしている

Bo MeiによるPixabayからの画像

今回のオンライン飲み会を締めくくる結論として、ある方がはなされたのは、自分達は今まさにとても重要な経験をしている、という事でした。
親子関係の問題ってどこにでもあるのですが、たいていは親と距離をとって、そこに障らないように生活していると思います。
それが、家業を継ぐ後継者・跡継ぎだとそれはけっこう難しい。
ほぼ毎日顔を合わせる人がほとんどです。

そしてそういった親子関係の中でいろんな問題が起こり、そこに会社の運営や従業員との関係が絡み合ってくる。
その悩みはたいていは打ち明ける先もなく、悶々とするわけです。
しかしそういったことをきっかけに、私たちは親について、仕事について、そして人生について深く考える機会を与えられたといいます。

たぶん、こんなことがなければ、うすーい人生を送っていたんじゃないか、なんていう話も出てきました。
その意見には私も全面的に賛成です。
苦難福門といいますが、苦しい中から、幸せにつながる門を探すきっかけになるなら、それも悪くない。
そんな結論に至ったオンライン飲み会でした。

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