二代目経営者のゴールは親への感謝・・・?

同族会社の二代目経営者・後継者といった特殊なポジションにいる方々によるコミュニティ、「後継者ONLINE倶楽部」というものをやっています。
別にすごいことをやっているわけではないのですが、同じ境遇の人が集まってワイワイネットで雑談してます。
ここに来る人たちは、けっこう親との仲が悪いことが多いのですが、時にこんな報告があります。
「何か月かぶりに親と会話をしました」
え?と思われるかもしれませんが、同じ会社で経営する中でも、それぐらいに親と疎遠であるケースはけっこうあります。

そして、なんだかんだ言って、「普通の会話を親とする」という事が難しくもあり、それができたことが喜ばしくもあるものだったりするようです。

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二代目経営者・後継者は完全に親と分離したいのか?

親に認められたい二代目経営者

二代目経営者は、表面的には「会社を大きくしたい」「業績を上げたい」という思いが強くあると思うのです。
しかしそれは本当の思いではなく、会社を大きくした、あるいは業績を上げた結果として、親に認められたい、という意向が強いのではないかと思います。
それは例えば、親と同じ道に進めば必ず比較されるのはわかっているのになお、親と同じ道を行く人が思った以上に多いからです。

とはいえ、親は親で自分のやってきたことを子どもに認めてもらいたいという感情を持っていることが多いと思います。
私は親が子供に会社を継がせたいと考える理由は、会社を子どもが継ぐという事は親のやってきたことを子どもが認めた証と考えられるからだと思っています。

そうやってお互いが、認められたいという思いを心の片隅にもちながら、しかし社内では対立する。
それは認めてほしい二代目経営者・後継者と、深層心理においては負けたくはない、自分の居場所を失いたくない、親の意地だったりするかもしれません。
結果として、認められたいと二代目経営者・後継者が頑張れば頑張るほど、親との対立が深まっていく、という図式が成り立ってしまうのではないか、と私は考えています。

親の干渉から距離をとろうとする二代目経営者

そうなると、もはや親との関係が煩わしく感じ、その干渉が及ばない場所に行きたい、と考えるのは二代目経営者・後継者のみならず、普通の親子関係のなかにもあるかもしれません。
家を出た子供、結婚し、自分の家庭を持った子供は、親の干渉を煩わしく感じるものです。
自分は一人前だと思っているのに、いつまでも子ども扱いする親を遠ざけたいと思うのです。

それが毎日、それも仕事の上に乗っかってくると、もうその窮屈さは大変なものです。
だから、とにもかくにも親である創業者と距離を取りたかったり、会話を避けたりするようにもなるのです。

とはいえそこは親子。
関係が疎遠になったとはいえ、干渉されるような形での親子関係は望まないのですが、普通に話すことができる関係まで手放したいとは思っていないことも多いように思います。
親からの「圧」のない会話なら、二代目経営者・後継者だって、取り戻したいと心の奥底では思っているように思います。
よくある、親が病気になって弱気になってはじめて、二代目経営者・後継者と親である創業者が、まともな会話を交わせるようになった、なんていう話をよく聞きます。
それはすなわち、いつも高圧的だった親が、その圧を失ったからなのではないでしょうか。

二代目経営者・後継者は親に素直に感謝したい?

Blanka ŠejdováによるPixabayからの画像

誰しも自分の心に正直でありたい

人間、大抵は自分の心に正直でありたいと思うものです。
出来売れば、自分達だって、親に対して孝行息子・孝行娘でありたいと思っているのかもしれません。
しかしそれは現実では、顔を合わせれば口論になり、距離をおいてもその思いがくすぶるような関係に、「何とかしたい」と思っているかもしれません。
ただその優先順位は低く、今の自分の立場をまず守ることに必死なので、結局、会えば相手を否定し、拒絶しがちです。

けど、いつか、親と対等に、普通に語り合いたい、という思いは二代目経営者・後継者はもっているのではないかと思っています。
自分では気づいていないかもしれませんが・・・。

今はあまりに関係がこじれすぎていて、
「今親が死んだとしても涙は出ないだろう」
なんていう人もいるかもしれませんし、本当に涙は出ないかもしれません。
けど、心の奥底で、何か引っかかるものがある人、多いような気がします。

今自分が生きていることが親の愛の証拠

ある方にこんなことを教わりました。
人間というのは、少なくとも4歳、5歳あたりまでは絶対に一人で生きていくことはできないわけです。
赤ん坊のころはミルクを与えられ、おしめを変えてもらい、言葉を教わり、服を着せてもらったりすることで、生きられるわけです。
この時期に誰のサポートを受けることがなければ、私たちは死んでしまうわけです。

なのに、今これを書いてる私も、読んでいるあなたも、少なくとも文字が読めるくらいには人として成長しているわけです。
そこには、誰かが(それがわずかであったとしても)愛情をかけてくれた、という事実があります。
もしかしたら普通の家庭からすればとんでもない親だったとしても、今まで生きているという事は誰かの愛を受けていたわけです。

それが多くの場合は親なわけですが、もしそうだとしたら、量の多寡や形の違いはあれど、何かしらの愛情を受けて私たちは育ちました。
特に私たちが小さかったころ、親は世界そのもだったと思います。
その世界と和解すること。
実は、二代目経営者・後継者に限らず、多くの親子関係の中ではとても大事なミッションのような気もするのです。

まずは気持ちから

とはいえ、日々の親のふるまいを見ていると、イラついたりムカついたり、場合によっては嫌悪感さえ感じることがあるかもしれません。
きっと本当は、親に向かって「ありがとう」と伝えられると、いろんなことがうまくいくのかもしれませんが、今現状、それができない人も多いと思います。
であれば、「いろいろ欠点はあるかもしれないけど、少なくとも自分を育ててくれたことに対しありがとう」という気持ちが自分の心の奥底にある、という事に気付くことから始めてみてはいかがでしょうか。
なかなかの難題かもしれませんが、ここをクリアすると、少なくとも心理的にはかなり楽になる人が多いように思います。

たぶん「それ、ないわ」と思う人も多いと思います。
しかし、なかなか変わらない現状を変えたいときには、「それ、ないわ」という事をやってみるのが結構大事だと思います。

難しいことですが、チャレンジする価値はあるんじゃないかと思います。

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