後継者・跡継ぎが親や社員を自在に動かすヒントは「古事記」にあった!?

親が自分のやりたいことを邪魔しないようにしたい。
社員が自分のことを尊重し、言う通りに動いてほしい。
そんな思いを持つ後継者・跡継ぎの人は多いと思います。

とはいえ現実はなかなかうまくいかないものです。私自身、あるブレイクスルーが起こるまでは必死に彼らを強制し、自分の定めた方向に動かそうとしました。
しかし、そうやって人を操ろうとすればするほど、だんだんと自分が疲弊していったことを記憶しています。
皆さんは大丈夫ですか?

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日頃注目することのないたくさんのヒント

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岩戸伝説

先日、大久保寛司さんという方の『あり方で生きる』という本を読んでいました。そこで出てきた人を動かす極意が、古事記にあるというのです。
その内容は、皆さんも一度は聞いたことがあるであろう、岩戸伝説です。

かいつまんで説明すると、天照大神という神さまがいろいろあって洞窟に隠れてしまいました。他の神さまが天照大神に外に出てきてもらおうと、手を尽くします。ここで強引に引っ張りだそうとしても、天照大神はきっと力の限りで抵抗するでしょう。ますます奥に入ってしまって出てこなくなることは容易に想像できます。そこで神々は何をやったかというと、楽しげな宴会を岩屋の前で繰り広げたわけです。すると、天照大神はその様子が気になって、岩屋から顔を出した、というわけです。

そこで大久保先生は、人の心の扉を開けるのは力づくではダメだといいます。中からしかあかないものだから、自分がその扉をあけて出てくれるよう仕向けないといけないといいます。そこで必要なのが、知恵です。

これを私たちの状況に当てはめてみましょう。周囲の人を動かしたい後継者・跡継ぎにとって、自分の考えから出てこない周囲の人間は親も社員も天照大神の状況ではないかと思います。今、私たちは、彼らに対して強引に自分の思い通りに動かそうと力や圧力で強制しようとしていないでしょうか。そうすると何が起こるかというと、反発が起きます。私たちは、親や社員とのマウント合戦で疲れ果てている状態ではないでしょうか。

これをもう少しスムーズにやるには、ちょっとした知恵が必要なのかもしれません。

まずは考えてみる

最近、「しかけ学」というのが話題のようです。簡単に言うと、人がそう動きたくなる状況を作って人を動かすということ。たとえば、男性なら見たことがると思いますが、トイレの小用便器に的が書いて会ったり、炎が小さく書いてあるものがときおりあります。これ、人は的や炎が便器の中にマークとしてあると、ついついおしっこをそこにかけたくなってしまうものです。そうすると、必然的に的を外さない、つまり外にこぼさないように用を足すよう仕向けているものです。単に、「一歩前へ」と注意されるよりも断然効果があるそうです。

さすがに社内の親子関係を円満にするためとか、社員を自由自在に動かすための仕掛けはなかなか難しいとは思いますが、比較的単純な行動パターンを作るのであればこういったしかけ学も参考の一つとなるでしょう。それを使うかどうかはともかくとして、そういった知恵を絞ることで誰もストレスを感じることなく人が動く導線を作ることが可能となるわけです。

ここまで読まれた方は、「なんでそんなに面倒くさいことを俺がしなきゃならないんだ」とおっしゃるかもしれませんが、今までさんざん「強制」という圧力で人を動かそうとして、なかなかうまくいかない実情があるから困っているのではないでしょうか。とすると、やり方を変えるタイミングではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

人が何を求めているかを観察してみる

Steve JohnsonによるPixabayからの画像

ある社員の乱心?

友人の会社で採用した社員さんが、どうもおかしい、という話になりました。その女性は、例えば重要な個人情報の載っている書類を普通にゴミ箱に捨てようとします。シュレッダーするように言いつけるのですが、なかなかそれをしてくれません。もう上司としては意味不明です。で、本人はわざとそんなことをしているかと言えばそんな様子でもありません。会社に特別不満を持っているということでもなさそうだといいます。そんな相談を頂いて、ちょっと彼女のプライベートについて聞ける範囲で聞いてみて、と友人に頼みました。

するとどうやら、夫婦関係がうまくいっていないという状況がわかりました。すごくシンプルに表現すると、彼女はかまってちゃん状況であることがわかりました。彼女は故意でやっているつもりではないのですが、無意識に問題を起こして、人の耳目を集めるような行動を繰り返していたようです。そういった状況をしっかりと話を聞いてあげると、その後は見違えるように前向きに仕事をするようになったといいます。

人によっては、自分はカウンセラーじゃないからそこまでするつもりはない、と考える方も少なからずいるでしょう。まあそこは選択なんですが、小さな組織だったりすると一人の人間が問題を持つだけで社内全体に伝播します。そう考えると、わずかな時間をひとりの社員の悩みを聞くことに当てることと、それを放置して徐々に問題が増えてくる様に戦々恐々とすることと、どちらがいいのだろうか、というのは考えどころのような気がします。

まあこのケースは極端かもしれませんが、社員一人一人の顔を見て、発言を聞いて、彼らが何を求めているのかを把握しておくのは大事なことだと思います。それは給与をあげてほしいとか、休みが欲しいとかいう表面的な部分も大事ではありますが、もっと内面的な部分に置いてです。岩戸の伝説では「みんなで楽しそうに宴会」していたら気になって神さまが洞窟から出てきました。あなたの会社の社員さんは、どんなスイッチを押せば自分から動き出すでしょうか。

追加でお話をしておきますと、人が人にしたがうのは「自分の話を聞いてくれ、受け入れてくれる相手」に対してです。これらのことをすごく多く栗で話をするならば、社員の話を聞けば、社員は後継者・跡継ぎであるあなたについてくるようになる、と言い切ってもいいくらいだと私は思っています。

親である先代の行動原理

では、親である先代はどんな行動原理を持っているのでしょうか。一つは、他の社員と同じ人間だということ。受け入れ、認めるだけで随分印象が変わった、という報告は沢山いただいています。しかし、後継者・跡継ぎは先代の話を聞くのが苦手です。なぜなら、マウンティング合戦を繰り広げているからです。お互いがお互いを認めてほしいという思いを深層心理に持っていることが多い、と私は考えています。親に認めてほしいという後継者・跡継ぎの方の想いをうまくコントロールできるようになると、言葉は悪いですが親の行動原理が手に取るようにわかるようになってくることがけっこうあるようです。

その原理がわかれば対処の方法はそんなに難しくないと思います。結局は、自分自身が親に認められたいという葛藤を乗り越えられるかどうかが一つの大きなハードルじゃないかと思うのです。

できるできないは固より、まずは、そういった構造をちょっと冷静に見てみる機会を持ってみるといいかもしれません。

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