後継者が苦手な部分をどうカバーしていけばいいか?

後継者という立場にいると、経営という話が雲をつかむよう話に感じられます。
経営者というのは、ある意味会社の近辺で起こるすべてのことに対する当事者となります。
となると・・・

経理・資金繰り
事業計画や戦略策定、
労務管理や組織マネジメント、
仕入れ先や取引先の管理や与信、
マーケティングに、セールス、
法的な対処や、資産の管理、
まあ挙げていけばキリのないほど、たくさんのジャンルを気にかける必要があります。
じゃあ、それ、ちゃんとできてる企業ってどれくらいあるでしょうか。
たぶん、中小企業の多くは、「割と適当にやっている」「とりあえず問題がないから大丈夫じゃないか」というレベルだと思います。

しかし、後継者が経営の勉強を始めようとすると、教科書にはこういったことがもれなく載っていたりします。
おそらく、後継者にとって会社の経営が途方もないものに見える一因はここにあるのかもしれません。

 

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だれしも、得意な分野とそうでない分野があるのは当たり前です。
どんなにすごい経営者といえども、何もかもすべてに精通していて、すべてに関与している人ってそう相違ないと思います。
経営者の時間は非常に高コストなので、どこかに集中させることが重要です。
じゃあ、その集中をどこに置くかです。
経営に関する様々な書物を教科書とするなら、「あれもだいじ」「これもだいじ」という事になるのは必至です。
しかしまあ、そんなに「全部が大事」と言われたって対応できるはずがありません。

私自身も一時期、そんな知識の中で埋もれていたことがありました。
とにかく自分がちゃんとやっていけるかが不安で不安で、簿記的なことに始まり、経理のことや決算書の読み方まで。
後は顧客へのマーケティングやら、理念の共有といった組織のマネジメントやら、あれもこれもと必死に勉強した時期がありました。
しかし残念ながら、その勉強が生きたなぁ、という実感はあまり感じることができませんでした。

それでも不安だから、機会あるごとに勉強会的なものには参加します。
けどその時は、「へー、そうなんだ」なんて言う風に思うのですが、じゃあ現場でどう使う?となるとまったくと言っていいほど役に立たないんです。
使う書類とか、自分の会社特有の手順とか、使ってるしくみのバリエーションとか、本で学んだ知識は本のなかだけのもののようにさえ見えてきます。
たとえば、自動車免許教習所で運転の一般論は教えてもらうわけですが、いざ、車に乗ってみると教習者とは違う車種だから、エンジンをかけるスイッチがどこにあるかさえ分からないとか、
教習者は足踏み式パーキングブレーキだったのに、自宅のマイカーは電磁式で予想外のところにスイッチがあってわからずに困ったとか、そんな感覚に似ているかもしれません。
一般的には教科書は正しいけど、個別の環境に対応するには相応の経験がなければ難しい、という事。

この壁に阻まれて、じゃあどうしようか、と途方にくれました。
ちゃんと教えてもらえばいいじゃないか、と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、実際に同じ境遇に居られている方ならわかると思うのですが、親はそういったことを教えるのはあまり特ではないことが多いと思います。
たとえば、「ここの数字がこうなると、ここが危ないからこうするべき」みたいなケースごとの対応を整理して教えられる先代は少ないと思います。
つまり、入り口でつまずいてしまうのです。

私のところは経理については母親がやっている会社が多いと思いますが、これもなかなか移管が進まないことが多いのではないかと思います。

 

すると、常に「空白」部分がたくさん出てきます。
ここが気になるのですが、色々と引き継ぎを試みてうまくいかなかった場合、いくつか考えられることはあると思います。
たとえば、経理のような専門的な仕事分野の場合は例えば、自分がコミュニケーション採ることができる専門家にサポートしてもらい、ある程度の状況を把握してもらうという事もその一つでしょう。
さらに、その部分が得意な社員さんに助けてもらうという事も選択肢に入れておく必要があると思います。
例えば会社の社員数の規模が小さい会社は例えば、お金に関わることを社員には任せたくない、という先代も多いと思います。
しかし、そういったこともタイミングを見ながら、当たり障りのないところを社員さんに引き継ぎしてもらうとうまくいくことがあります。

様々な仕事の継承に関しては、後継者自身が直接やって、かみ砕いて、整理して、社員に伝える必要があるものもある一方、
先代とのコミュニケーション上、社員を介して行う方がスムーズなこともあります。

この辺りの手綱を引きながら、個別にスムーズな方法を選択するのが良いかと思います。

 

また、現状(2020年4月8日)のような、新型コロナウィルスによる「緊急事態宣言」をうけて全社的なバランスを取っていく中で、先代の役割変更を行うのも一考かと思います。

起こる事象のすべてを活用する注意力をもってすると、唐突に機会が訪れることもあると思いますので、ぜひご留意ください。

 

現在の私においても、すべてが完ぺきとは言いませんし、
むしろまだまだ準備不足の領域のほうが多いのが現実です。
しかし、すべてを一気に進めることをあるタイミングであきらめて、一つ一つ、パズルのピースをくみ上げるように自分の体制を作り上げていくような感じです。
そして間に合わなかったら?
その時は、腹をくくりましょう(笑)

結局どこまでやっても、完ぺきなどないのですから。

 

 
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