後継者・跡継ぎの多くは悩んでいます。
その悩みは一つか？というとそうでないことが多いと思います。
あれもこれも、解決しなければならない。
そんな風に追い詰められて、次第に親子の確執を生み出します。
仕事がうまくいかず、親子もうまくいかず、
社内の調整もうまくいかず…
そんな状態から抜け出す方法はあるのでしょうか？
本が出版されました！
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私自身、20年前の自分はけっこう悲惨でした。
サザエさん症候群どころか、毎日会社に行くのが結構つらかった。
別に誰かにいじめられるとか、常に嫌なことばかり起こるわけでもないのですが、
とにかく朝目覚めたら、世の中がぐちゃぐちゃになっていれば、なんて思うこともありました（苦笑）
しかし、じゃあ何がどこでどう変わるれば、自分にとってHappyなのかを考えてみます。
すると悲しいことに、まったくそんな具体的なイメージが思い浮かびません。
後にいろいろと考えてみると、実は、細かな問題が自分のなかでグルグルと回っていることに気付きました。
簡単に説明すると、
まず将来に不安を感じます。
このまま親の会社を継ぐことができるのか？
会社はこのままでいいのか？と。
そこで、自分の不安を解消するため、例えば社内体制の変革を行おうと考えます。
しかし、そういった動きに対して、思いのほか従業員の動きは良くない。
しかも、周到に準備してもたいていは親の一声で元に戻ってしまう。
そんな事を繰り返しているうちに、自分は誰からも必要とされていないような不安に陥ります。
親はいつまでたっても引退する兆しが見えず、その理由を後継者である自分の頼りなさのせい、といいます。
ああ、自分は使えない奴だったんだ、と日々自分を責めることになります。
そうやってますます後継者である私は焦ります・・・。
人間追い詰められると正常な判断ができなくなるものです。
だんだんと、すべてが自分を攻撃するもののように見えてきて、かなり凹んだ時期がありました。
そんな時、その悩みを共有できるとか、
適切なアドバイスをくれるとか、
前向きになれるような目標を意識できるとか、
そういう場所があれば、幾分かは楽になり、前向きに慣れたかもしれません。
しかし、当時の私にはそういう場所はありませんでした。
会社でのストレスがあり、
それを家に持ち込まないようにする。
そうやっているうちに、貯めこんだストレスはどんどんと心身をむしばんでいきます。
当時は、そんな風に追い込まれている後継者は自分だけだと思っていました。
しかし、いろんな方にお話を伺うと、どうやらまったく同じような思いを持たれた方が少なからずいるようです。
誰にも相談できず、自分一人で抱え込んでいる思い。
これをまずは吐き出してみる。
そして、マイナス感情をいったんフラットに戻し、前に向き直してみる。
一人では難しいことも、仲間と励ましあうことでそれが可能になることもあります。
人は深刻な悩みも、共有できる場で話すことで「笑い話」にすることができます。
そうすると、自分の置かれた状況を客観的に見ることができ、そこから活路が生まれることもあります。
そして最終的に目指したいのは、
会社経営を自由自在に行い、ビジネス変革を加速させること。
そんな「場」に、あなたも参加してみませんか？
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