後継者の望みはどこにある?

ビジネスがうまくいくかどうかを決める決め手って何でしょう?
私がこんなこと言える立場にはないのですが、その答えは非常に厄介なところにあるような気がしています。
その厄介なものというのは、スキルでもなければ商品力でもない。
ただ、起業家自身のある資質です。

それは後継者が会社を引き継ぐうえでもとても大事なものです。
残念なのは私が親の会社を継ぐと言って入社した時、その気持ちは折れていたということなのですが。

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ここでは勿体つけず、結論を言います。
起業家が成功するコツ、
そして後継者が成功するコツ、
それは「情熱をもって続ける」ということ。

根性論がキライな私にとっては、あまりに不本意な結論なのですが、順を追って説明させてください。

 

起業家であれ、後継者であれ、それ以外であれ、
とにかくビジネスが、はじめに決めた計画通りに進むことは、
99%ありえない、というのが現実だと思います。

だれしも、何かを始めるとき、それなりにイメージした結果があると思います。
世界を変えてやる!という思いの起業家や、
親の会社を上場させてやる!という思いの後継者もいるでしょう。
しかし、ほとんどの場合は、それをつどつど下方修正していくことになります。
現実は思ったほど楽ではない、ということなのでしょう。

 

世界を変えるビジネスとかいいながら、目の前のクライアント一人説得できないとか
会社を上場させようと豪語しながら、社内の人間をまとめることができないとか、
現実社会にはいろんな問題が押し寄せます。
それも、だいたい「よし、やるぞ!」と思って進みだしてすぐに、そういう障害は起こるものです。

そして不思議なことに、「ああ、もう無理、やってられない」と投げ出したくなった時、
「けどあともうちょっと…」と頑張ってみると、そこからうまくいき始めた、という話をよく聞きます。
いえ、必ずといっていいほど、うまくいった話には
「もう明日には辞めようと決心して、これが最後というつもりでやった」
という状況があるようです。

 

たぶん、これがうまくいく人と、そうでない人の分かれ目じゃないかと思います。
ここ数年で大ヒットした自己啓発書『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』(アンジェラ・ダックワース) では、物事を成功させる最大の要因は「やり抜く力」だと言います。
なるほど、たしかにそうかもしれない、と私も最近思うようになりました。

PexelsによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

では、諦めそうになってもなお、「もう少しやってみよう」と思うためには何が必要なのでしょうか?
それは恐らく執着心だと思います。
このことをあきらめるわけにはいかない、という思いですね。
私の観察の範囲では、起業家はたいてい自分の商品を広めたい、という思いはもちろんありますが、それ以上に起業した会社を軌道に乗せたいという思いが強い方が多いように思います。
要は、起業家として成功したい、というのが本音のような気がします。
商品やビジネスモデルは、その手段。

じゃあ後継者の強い望みは何でしょうか?
多くの場合、認められることだと思います。
それは一般的には「社会に認められたい」という言葉になりますが、おそらく誰よりも親に認められたいのです。
さらに言うなら、自分が満足できる人生を歩みたい、と思っているのではないでしょうか?

この二段階の望みが、後継者にはあるような気がします。
まず親に認められることで、親の縛りから解放され、
さらには自分がもつ自分の弱さを克服することで、満たされた人生を歩みたいという思い。

 

後継者は、家業に打ち込む、という思いを持ちきれない人も多いと思います。
なんで自分がこんな商売をしなければならないのか、と悩んでいる人もいるでしょう。
しかし、それはあくまで手段であり、最終的な目的は、自分が満たされた人生を歩むという事実に気が付くと、現実の見え方はずいぶん変わってくるんじゃないでしょうか。
そして、その望みへ向かって歩くことは、生きることそのものです。
そこにもやせる情熱は、誰しもが持っているのではないかと思うのです。

家業を成功させることに情熱を燃やす必要はないのかもしれません。
自分の人生を素晴らしいものにするために情熱を燃やすことができればいいのです。
そうすれば手元にあるビジネスは自然と伸びることが多いのではないかと思うのですがいかがでしょうか。

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