後継者

インスタントな方法論は長期的にうまくいかないことを知っておいたほうがいい

早く結果が見たいし、
今すぐでも、売上げをあげたい。
というか、ちゃんと能力を認められたい。
だから、世の中でよく見かけるノウハウを試してみる。

それは短期的にはいいことだと思いますけど、いつまでもそのノウハウは使えないことが多いのです。
たとえば、ズレてやると「おはようオジサン」とか言って非難の対象になります。

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その時々に、いろんなノウハウが流行っては消えていきます。
たとえば、一時期情報商材屋さんの間では煽りまくりのセールス文書が流行りました。
確かにあれは心動かされる文章の配列なんですが、流行りすぎると「怪しさ」が目立つようになってきました。

Facebookでも、とにかく目に入った人に友達申請しまくる。
友達になっても「コミュニケーション」がなければ自分の投稿には反応してくれない。
だから、毎朝「おはようございます」とコメントを入れ、「いいね!」を押しまくる。

どっちも、流行る前にやり始めた人は一定の効果を上げてると思います。
けど、遅れてやり始めた人は、「痛い人」になりがち。
「努力は裏切らない」と言いますが、こういう人が努力すればするほど、どんどん世間との距離感を開けています。

今、Twitter界隈では、「自分はフォロワー1万人を目指してます。フォローしてくれれば、フォロバ&RTします」みたいなのが流行ってます。
もうだいぶん下火になりましたが、今もまだそういう投稿見かけます。
そろそろこれも、痛い人に見え始めてきました。

Thomas UlrichによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

教わった方法を教わったと売りにやるのは素晴らしいと尊敬するのですが、やっぱり空気は読んだ方がいいんじゃないかと思います。
ノウハウにせよ、モノの流行にせよ、そこそこ多くの人が導入し始めれば、もうそれは価値が下がり始めているタイミングです。
特にノウハウなんてまさにそうですね。
Facebookにしても、Twitterのフォロワー増やしにしても、やる人が少ないときはきちんと成り立っていたんです。
けど、猫も杓子もやり始めると「またこんなのが出てきた」とうんざりするわけです。

SNSの基本は、「自分中心」なので、まともに相手をしてくれない、自分をきちんと尊重しない友達なんて、価値があまりないのです。

 

これはたぶん、SNSでの人脈の広げ方だけではないと思います。
ビジネスにつかわれるノウハウも、やはり似たような性質があります。
たとえば、世の中「サブスク(サブスクリプション)ブーム」です。
毎月定額課金で使い放題、みたいなやつですね。
けどそれもだんだん食傷気味になりつつあるような気がします。

あれは、コンテンツの価値を落とすリスクもあるので、企業としてはそれなりの検討を要するビジネスモデルです。

そういう意味で、インスタントなノウハウは、普及するまではそこそこ使えるものが多いです。
いいタイミングで出会い、使えればいいのですが、逆に言うとそれが効果的であればあるほど、長続きはしにくい。
そういう前提を知ったうえで、扱うことが大事だと思います。
その手のノウハウを、「これこそ当社の決定打だ!」とは考えない方がいいと思います。

タイミングよくその波に乗れたら、乗れるところまでは乗ればいいと思います。
そして次の波に乗り移る、あるいはそれまでに自走する能力を持つ努力をする、というのは結構大事だと思います。
繰り返しますが、効き目の強いノウハウほど、その効果は永遠ではありません。
効果の恩恵を受けているあいだに、次の手を考えるなり、そのノウハウを自分なりに別の次元に昇華させることを意識しておくことをお勧めします。

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