会社の二代目が「富士フイルム」から学びたいこと

後継者と言えば、親から譲り受けた会社を、
今のままにしておくわけにもいかないし、
まったく変えてしまうわけにもいかない。
そんな思いがあるのではないでしょうか。

私個人的な感覚で言えば、「お好きにどうぞ」と思うのですが、
変えてはいけない部分は確かにありそうです。

そこで気になる会社はいくつかあるのですが、なかなかに興味深い会社の1つとして、富士フィルムをご紹介したいと思います。

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富士フィルムというと、私の感覚で言えば
・フィルムカメラのフィルム
・カセットテープ(AXIAというブランド)
のイメージが強いです。

しかし現在は、薬や化粧品といったものまで作る会社。
しかも化粧品に至っては、「富士フィルムのイメージは消したほうがいい」というコンサルタントのアドバイスにもかかわらず、「富士フィルムの技術」を前面に押し出して上手くいってるとか。
なかなかに痛快ですね。

ざっとこの会社の歴史を紐解くと、チャレンジの連続だったことがわかります。
そもそもコニカやコダックに支配されていた写真フィルム市場に参入し、じわじわとその実力を伸ばしていき、
ソニーがデジカメを販売するころには、自社でもデジカメの開発を行っていたそうです。
自分達の市場である写真フィルムの市場を圧迫することが確実な製品を「どうせ他社にやられるなら自社で」と。
富士フィルムのデジカメはヒットし、一方でカセットテープ市場にも参入。
AXIAブランドで、当時どちらかと言えば見向きもされなかった中高生の市場を開拓。

そして最近「チェキ」というのが流行りましたね。
これ、実はフィルム技術と、機器内で現像も行う関係で、そういった機械開発の高度な技術がいるんだそうです。
富士フィルムは、フィルム技術はもちろん、デジカメなんかで培った技術があったわけです。
このチェキというのはほぼ独占市場として、値落ちすることなく市場で強さを見せていたと言います。
ある意味、原点に返ってきたというとらえ方もできそうです。

analogicusによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

たとえば、本業を守るために、異業を嗜むという考え方もできるかもしれません。
また、本業と言っても、創業当時のビジネスがそのまま残っているとは限りません。
いえ、むしろ、何かしらの形で変化をしながら、コア技術は過去の蓄積が活かされている、というのが一般的なあり方なのでしょう。

なんにせよ、富士フィルムは外から見る限り、「変化」の歴史です。
そしてそれは、自分たちが蓄積した技術を生かせる分野への変化であり、
そのためなら自分たちが積み上げてきたものを崩すことさえいとわないアグレッシブさを持っています。

これは、しっかりとした視点を持たないとなかなかできないことだと思います。
デジカメの時代が来るかもしれない、という時に「いやいや、絶対にフィルムカメラのほうがいいんだ」なんていう人は少なからずいたはずです。
そういった硬直化を招くのは、「同じことを続ける習慣」を持った組織だと思います。

MonsterkoiによるPixabayからの画像

 

 

 

 

今やってることに疑問を持つ文化、
常に変わることが当たり前という習慣、
この二つを持てる会社になれたら強いな、と思います。

そしてこれを実現するのは結構忙しいのです。
リーダーは徹底的にインプット量を増やさないと、「変化を起こす問いかけ」を社内に行うことはできません。
そうすると、今やっていることは正しい、という自己弁護状態になってしまいます。
そして組織は硬直化し、動かないことが当たり前になってしまいます。

そうするとまた動かすのはけっこう大変です。
だから、常に変化を行う問いかけをできるような自分でありたいものです。
それが、私がこの10年くらい意識していることです。

変化する習慣をつけたいものですね。

 

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