後継者が会社を変えたいときの着眼点

親から会社を譲り受けた後継者として、会社を変えなければならない、という思いが強いことが多いと思います。
一つは、リーダーが変わることで、リーダーである自分にフィットした会社にしたいという思い。
もう一つは、このままでは事業はうまくいかないかもしれない、という思い。

後者の場合、なんとなく「最新の手法」に行きがちで、そうすると社内のハレーションも多い。
そんな時、もう少し社内で理解を得られやすい方法があるのではないかと思うのです。

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きっとこのままでは、会社はあと10年は持たないだろうなぁ。
ぼんやりとそんな危機感を感じて、会社をどうにか変えなきゃいけないと感じている後継者の方は多いと思います。
その感覚はたぶん正しいのだと思います。

しかし、じゃあ、と手をつけようと思うと、
何をやっていいのかわからないとか、
何かをやろうとすると社内の反発があるとか、
いろんな問題に阻まれたりします。

そうした時に、ちょっと考えてほしいことがあります。
それは、創業当時あたりまえにやっていたけど、今はやらなくなったことは何か?ということです。

 

企業は、まず商品やサービスを開発し、それを広めるためにいろんなことをやってきました。
その後、ある程度安定してくると、効率よく利益を上げる仕組みにフォーカスしていきます。
実はこの時に、「本来辞めてはいけないこと」も一緒にやめている可能性があります。

新たな商品を開発するとかいうごく基本的なことであったり、
顧客のコミュニケーションの方法であったり、
起業当時は様々なことに細心の注意を払っていたけど、安定し始めるとその注意力がそがれていることはけっこうあるものです。

 

恋愛に例えるとわかりやすいかもしれません。
会って初めてのころは、おそらく相手に全神経を集中させます。
相手の言葉や、好みや、仕草に関心を寄せ、その真意を想像し、期待に応えるべく一生懸命です。
しかし関係が安定してくると、その繊細な気遣いはだんだんとなくなってきます。
当初は非日常が、日常になる事で、様々なことを省略してしまう。
そしてデートや会話はパターン化し、倦怠期を生んだりするんじゃないかと思います。

恐らくビジネスも同じで、いろんなものを省略してしまいがち。
顧客とつながることが非日常的で、そのために細心の注意を払ってきたものが、
顧客とつながっていることが日常になってしまい、倦怠期を迎える。

 

初心にかえろう。
これが、会社を変える一番の近道じゃないかと思うのですがいかがでしょうか。
創業当初は、仕事時間を100%としたら、何にどれだけ時間を使っていたでしょうか。
もちろん、当時を再現しろ、と言っているわけではありません。
当時やっていたことを、現代の技術や体制でリニューアルするとすればどんな方法があるかを考えるきっかけとして過去を振り返ってみる。
たぶん、ヒントの宝庫じゃないでしょうか。

イノベーションという言葉がここ数年もてはやされていますが、イノベーションはイノベーションを起こそうとして起こるモノじゃないような気がします。
なにか、今の技術や体制ではできないことを、やりたい、と感じたとき、そこに向かうためにイノベーションが起こるのではないでしょうか。
そのやりたいことを探すとき、「過去やっていたけど今は省略していること」がヒントになる事はけっこうあると思います。
しかも、過去の良さを重視するのですから、親からの反対は受けにくい傾向があるんじゃないでしょうか。

会社を変えようといったとき、親の反対を受けるのは親から見たとき、「今までのやり方ではダメ→親がやってきたことを否定している」と感じられるから、という側面があると思います。

いちど、そのヒントを掘り出すヒアリングを行ってみる、というのはいかがでしょうか。

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