親子の確執が起こっているとき、双方は臨戦態勢にあります。
つまり、お互いが武器を構えている状態です。
相手そのものもしくは、相手の意見、相手の権力をはねのけようとしているわけです。
これをやめるには、まずはじめに武装解除をしなければなりません。
その方法は・・・
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経営に関する意見の食い違いや、
自分のプロジェクトへの口出し。
こういった干渉を避けようと、後継者は肘を張ります。
親も自分の権力や主張を守るため、
後継者を叩きのめします。
ひどいときは、双方が会社から相手を追い出すような臨戦状態に陥ります。
これが消耗戦になってくると、まさに泥沼。
けっきょく、なぜ戦っているのかもわからない状況になりがちです。
(多くの、同族企業のお家騒動と言われるのはそんな状態でしょう)
親は、後継者が頼りないだの、使えないだの言って後継者が権力を持つことを阻み、
子は、親が言っていることが古すぎると、会社の中枢から追い出そうとする。
おしくらまんじゅう状態なので、気を抜くわけにはいかないように見えます。
言ってみれば、権力の陣取り合戦。
こうやって武器を突き合わせたうえで、話し合いなど成り立ちません。
この分断された状況を修正するには、大事なことがあります。
それは武装解除することです。
親からでも、子からでもいいのですが、相手の安心・安全を確保するんです。
そうやって初めて、まともな話し合いが可能になります。
後継者からのアプローチであれば、親の存在を脅かさないこと、
逆に親からのアプローチであれば、子の頑張りを認めること、
こういったことで、相手が今の立場、場所をまもるこおができるという安心を感じてもらえるよう配慮してみてください。
その安心感を感じられたときに、初めてまともな会話が成り立ちます。
陣取り合戦であいてをはじく必要がなくなるからです。
ありがちなストーリーとして、親が重い病に伏したとき親子の和解が起こりやすいというのがあります。
それは、親が会社に居場所を確保する必要もなく、子も会社から親を排除する必要がなくなるからじゃないかと考えています。
意地の張り合いが必要なくなるからなのではないでしょうか。
そこまでこじれた関係を引っ張りたくないのが正直な気持ちだと思います。
だとすれば、武器を捨ててください。
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