後継者

後継者がうまくいかないとき確認したい、〇〇できているか?ということ

なかなかうまくいかないんです。
あれこれ試してみたけど、よくならないんです。
良くある話ですが、そんな時に確認していただきたいことがあります。
それは・・・

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後継者ってやることがいっぱいあります。
実務をおぼえなきゃいけないし、
マネジメントについても学ばなきゃいけない。
社員と面談したり、親のご機嫌取りしたり。

で、たいてい、問題発見能力が優れてるのが後継者。
日々の仕事の中で、解決しなきゃいけない問題を見つけてしまう。
すると、頭の中のTO DOリストには新たなリストが加わる。
ふと振り返ってみたときに、愕然とするわけです。
「何一つ解決してないやん」と。

そうするともううんざり。
今まで一生懸命やってきた、張り詰めた糸がプツンっと切れる。
そういうことって、ありませんか?
私はありました(笑)

 

そういう時に確認したいことがあります。
それは〇〇できてるか?ってことです。

この〇〇には何が入ると思いますか?
私は、3種類の言葉を提案します。
「選択」と「集中」と「継続」です。

 

この「選択」というのはいろんなビジネス書で語られています。
まあおさらい程度にお話ししますと、後継者がやるべき仕事には二種類あります。
「緊急」の仕事と、「重要」な仕事。
で、特に考えもなしに仕事をしてると、たいてい優先されるのは「緊急」の仕事。
緊急だから待ったなし。
大抵難しい仕事であったりするから、やった後の充実感はある。
そこで満足して、気が付けば「重要」な仕事が手つかずだった、というのはよくある話。

毎日怒涛のように押し寄せる緊急の仕事。
しかし、緊急だから緊急案件なわけで、それを無視するわけにはいきません。
どうすればいいのか、という話ですがこれは面白いことに、自分の中で優先順位をつけると緊急案件に振り回されずに済むんです。
たとえば、誰か別の人にやってもらう仕組みを作るとか、そんな緊急案件が起こらないようにするとか。
場合によっては、「いうほど緊急でもない」ことを緊急案件と思い込んでるケースも少なからずあります。
もともと、先代は緊急案件が好きな人が多い。
なぜなら、そこにこそ自分の存在価値を見出しているからです。
そこを抜け出すことは、後継者にとって一つのブレイクスルーといえるかもしれません。

 

そして「集中」。
これも言葉としてはよく語られます。
しかし、現実には、「自分はマルチタスクだから」なんて言って集中しようとしない。
あれもこれも手を出して、それを成果にできる人は決して多くはありません。
それができるとすれば、アイデアを投げれば実現してくれるチームを持っている場合です。
周囲を敵に囲まれがちな後継者にとっては、その体制作りは少し時間がかかります。
だからまずは、一つのことに集中する。

脳科学的にも、人は同時に複数のことはできないことがわかっています。
あれもこれも・・・というのは関心の広さといえる反面、今集中すべきことから逃げたい感情があるのではないでしょうか。
一方で、たいてい、社内で起こることはつながっています。
だから一つが解決すると、全く関連がないように見えることが同時に解決することがあります。
一つの問題に集中する、ということを意識してみてはいかがでしょうか。

さいごに「継続」です。
いろんなことを思いついたり学び始めることをするのはいいことだと思います。
ただ、それも一定程度継続しなければ、成果は出ません。
すくなくとも、個人としてであれ、組織としてであれ、意識しなくとも当たり前にできるようになって相応の効果が表れることが多い。
逆に、継続するためには、あれもこれも、と欲張りすぎるとなかなかうまくいかない。

会社が何一つ変わらない。
そんな時は、この三つを確認してみてください。
選択できてるか。
集中できてるか。
継続できてるか。
大抵は、どれかが欠けているものです。

個人の指針として、組織の指針として、
行動を測るうえで気を付けたいポイントです。

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