後継者

後継者が自信がないとき、読んでみてください

親の会社を継ぐ後継者。
よく出てくる悩みが「自信がない」という事。

自信がないから動けない。
自信がないから決められない。
自信がないから・・・

そんな風に行動制限が起こることがある。
どのように考えればいいのでしょうか。


私の著書です。

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「自信がない」は心の習慣

自信が持てない5つの理由

人が自信が持てないという時、いくつかの理由が存在します。
心理学者のラス・ハリスは、自信が持てない理由を以下の5つとしています。

①期待が大きすぎる
②自己評価が厳しい
③恐れに囚われる
④経験不足
⑤スキル不足

まず、期待が大きすぎるというのは、自分の能力や状況を超えたところにスタンダードを置いているといえるかもしれません。
自己評価が厳しいというのは、上手くやっているのにそれを評価できない状態。
怖れに囚われるというのは、先回りして上手くいかない事ばかりをイメージする状態。
そして、経験不足・スキル不足は、仕上がりの不安が自信を喪失させるのでしょう。

自信がないのは心のクセ

経験不足・スキル不足には、練習や準備をやることで多少は解消できるかもしれません。
しかし①から③は、心のクセの問題。
練習や準備をどれだけやっても、自信が持てないとすれば、心のクセを矯正していくことが必要になっていきます。

自信を手にするには、練習・準備などだけではなく、気持ちの切り替えが必要という事です。

自信を手に入れる心の習慣

自信を手に入れるには、小さな成功体験を重ねましょう、といいます。
けど、結果としての成功体験だけではなく、物事を成功と捉える心の習慣が大事です。
具体的には、「出来なかった」ことを数える習慣を、「出来た事」を数える習慣を持ちたいもの。
たとえば、1か月、1年等の一定期間を通じて、できたこと、やったことって何だろう?と思いだしてみます。
今は当たり前だけど、当時は頑張ってやったことがいくつもあるはずです。
その頑張りを認めるところがスタート地点です。

自信は本当に必要なのか?

自信があるからできる……ではない

物事に対して、「自信があるから行動できる」と考える人は多い。
頭で考えるとそうなりがちです。
けど、やりたい事って、自信があるとかないとか考える前に身体が動いてるはずです。

別に、自信なんてなくても行動はできます。
自信がないと行動できないというのは思い込み。
その思い込みを破って動き出してみる。
気持ちの悪い感じはあるかもしれませんが、それは次第に慣れていくはずです。

冷静に考えてみると、自信があってもなくても、
やる気があってもなくても、
身体を動かすことはできます。

だから、自信がないまま、不安や恐怖を感じながら、
前に進むことだって可能です。
そして、渦中に入れば意外となんとかなるものです。
その一歩を勇気を出して踏み出すかどうか、なんじゃないでしょうか。

ぜひ、一歩を踏み出してみてください。
大丈夫。
なんとかなります。

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